当時  高知競馬場の広報担当・吉田 昌史さん:
レースを見てるみんなが、すっごいもうニコニコしながら見てるんですよ。後ろの方で負けて入ってくるんですけど、それでもみんなガックリしなくて、みんなニコニコしても拍手してるんですよね。あの光景がなんか不思議やったですね。すごいなと思って…。

絶対王者・武豊が騎乗

そして、2004年3月…ハルウララに、またとないチャンスがやってくる。中央競馬の絶対王者・武豊の騎乗だった。その時の様子たるや…。

記者リポート:
現在午後8時前です。ハルウララ出走まで、あと8時間以上あるにもかかわらず、ご覧ください、この長蛇の列。もうすでに、ざっと200人以上の人たちが列をなしています。

当時  高知競馬場の広報担当・吉田 昌史さん:
午後の一時半ぐらいに(満席の)1万3千になりましたということで、入場口を閉め切らせてもらって…。

当時を知る、売店のスタッフも…。

売店のスタッフ:
前が見えない状態、パドックから門までの間がもう人でずっと埋め尽くしてて、私らも全然もうパドックが見えない状態って感じですね。あの時は、もう二度とないでしょうね。

そんな熱気に包まれた中…。

実況 :
スタートしました。さあ、広がりました。先行争い。1から3番ファストバウンス飛び出してくる。さらには外ローズプレイヤーだが、うちからはグラスホッパーとシルクコンバット。

そこで絡まないのが、ハルウララらしいところ。そして…。

実況 :
ハルウララは七番手集団の中、うちをついているという入線になりました。