秋山シーズン到来、観光客に警戒呼びかけ

立山の室堂ターミナル付近でクマが目撃され、秋山シーズンを迎えた観光地に緊張が走っている。成獣とみられるツキノワグマが観光客の近くを横切る様子が目撃され、関係機関が警戒を強化している。


15日午後4時19分頃、立山室堂に設置されているBBTの情報カメラに、成獣とみられるクマ1頭が登山道を横切る様子が映った。このクマは室堂ターミナルからわずか約100メートル程の場所に出現。近くには散策中の観光客の姿もあり、突然現れたクマに驚いて足を止める様子も確認された。



映像に映ったクマは大きさから成獣のツキノワグマとみられ、今月に入って室堂周辺で目撃されているクマと同一個体の可能性がある。
関係機関が連携して対応
クマの目撃情報を受け、環境省や山岳警備隊などが直ちに警戒態勢を敷いた。安全確保のため、室堂山荘からミドリガ池にかけての登山道の使用を制限し、観光客を別ルートへ誘導する措置が取られた。
立山室堂周辺では近年、クマの目撃情報が相次いでおり、当局は観光客や登山者に対して注意を呼びかけている。
(富山テレビ放送)