9月15日の『敬老の日』に、高齢者が狙われることが多い『電話で「お金」詐欺』の被害防止のキャンペーンが行われた。熊本県の営業部長兼しあわせ部長にそっくりだが一切関係ない、熊本県警のマスコットキャラクター『ワルモン』がお披露目された。
熊本県ですでに前年被害額上回る
熊本市中央区にあるびぷれす広場で開かれた被害防止のキャンペーンでは、『ワルモン』が電話でだます手口を紹介し、被害に遭わないために注意を呼びかけた。

また、街頭では、警察官や『熊本城おもてなし武将隊』のメンバーが、高齢者などに声をかけながら「電話でお金詐欺に気を付けてください」とチラシなどを配布した。

警察によると、熊本県内の2025年1月から8月末までの「電話で『お金』詐欺」の被害は145件、約6億6200万円で、2024年1年間の被害額である約4億4000万円をすでに上回っているという。

熊本県警察本部の生活安全企画課・釜賀ルミ次席は「『電話で「お金」詐欺』の被害に遭われる方の多くの方が、被害の手口をご存じないということですので、手口を広く広めることで一人でも電話でお金詐欺の被害がなくなるようにという思いを込めて、お披露目しました」と話す。
(テレビ熊本)