豪華な山車と太鼓の音色で岩手県盛岡市に秋の到来を告げます。
9月14日から始まる「盛岡秋まつり」を前に12日、盛岡八幡宮では山車を奉納する神事が行われました。

12日の奉納祭には山車を運行する7組の関係者など約40人が参加しました。

盛岡秋まつりの山車は約300年前の江戸時代に盛岡藩の町づくりが完成したのを祝って始まり、2024年の4月には県の無形民俗文化財に認定されました。

12日は参加したそれぞれの組の代表が安全を祈願して張りのある声で音頭上げを披露しました。

盛岡山車推進会 鈴木正男会長
「(今年は)連休に重なっているので生まれ故郷に帰ってくる方々も多いと思う。久しぶりの友達と寄り添ってこの山車を見ていただいて」

6年ぶりの奉納となる「か組」の山車は明治26年の初奉納から2025年で30回目を迎えます。

まだ準備中ですが歌舞伎の「曽我物語」を題材にした山車は全て手作りで、豪華で優美な姿が表現されています。

「か組」 北田正泰顧問
「『か組』が一番立派でいいなと思ってもらえるような山車を奉納したい」

盛岡秋まつりは14日から3日間開催されます。

岩手めんこいテレビ
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