稲本ミノルさん
(売り場を)見てると、親が「これにしときなさい」っていう形、多いなと思ったんですよ。子供が喜ぶとかじゃなくて。「これだったら子供に持たせたい」。

そう!「売るなら子供ではなく、親に売れ!」

そんなコンセプトで開発したのが、これまた、大ヒットとなった乗り物のイラスト入り靴下だった。

こうして、若くして会社きってのヒットメーカーになった稲本だったが…。

上司  (再現)
失敗のリスクが大きいなぁ…却下だな。

それでも続く、上司の安定志向に…。

稲本ミノルさん(再現)
こんなクソみたいな会議やってられるか!

ついに、ブチキレてしまう。

稲本ミノルさん
サラリーマンをしてる時に何が嫌かって、自分で責任取れないことが嫌だったんですよ。“手応えのある人生を生きたい”って、ずっと思ってたんです。

僕は、手応えのある人生を生きたい。

「手応えのある人生を」38歳で会社設立

そんな思いが契機となり2014年、38歳で「株式会社ヘソプロダクション」を設立。

その、一つ目のヒット作が、電車のブレーキハンドルの形をした商品。