富山県南砺市内の学校で、ヒスタミンによる食中毒が発生しました。9月11日に市内の小中学校と義務教育学校で提供された給食を食べた約100名の児童・生徒が、唇の腫れや発疹などのアレルギー症状を訴えました。

富山県の砺波厚生センターの調査によると、原因は給食に使用された魚の「フクラギ」で、高濃度のヒスタミンが検出されました。

ヒスタミンによる食中毒は、マグロやブリなどの赤身魚に含まれるヒスチジンというアミノ酸が、不適切な温度管理によってヒスタミンに変化することで発生します。
県は消費者に対し、魚は常温で放置せず冷蔵保存すること、エラや内臓はできるだけ早く除去すること、鮮度が低下した魚は食べないことなどを呼びかけています。
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