伊東市の田久保眞紀 市長の学歴詐称問題をめぐり、10月12日に告示される市議会議員選挙が注目されている。市長が“味方”を少なくとも7人擁立できなければ、失職が不可避な状況となるからだ。
伊東市の田久保眞紀 市長は実際には大学を除籍となっていたにも関わらず、市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載した学歴詐称が問題となり、市議会では9月1日に全会一致で田久保市長に対する不信任決議案を可決した。
これを受け、田久保市長が議会を解散したことで、伊東市では10月19日に市議会議員選挙(定数20)が行われる。
地方自治法では首長に対する不信任の議決に伴い議会が解散された場合、選挙を経て初めて招集された議会で不信任について全議員の3分の2以上が出席し、その過半数が賛成すると失職することから、“田久保市長支持派”がどのくらい立候補するのかが1つの焦点となっている。
関係者によると現時点で“支持派”のうち6人程度が立候補を検討していると見られるが、田久保市長は9月16日午前10時頃に登庁した際、報道陣から「支援者は擁立するのか?」と尋ねられたものの応じることなく執務室へと入った。
伊東市議選は10月12日に告示される。