アラームで習慣化を促す

朝の限られた時間内に、子ども3人それぞれに対して出掛ける準備を手伝うのは大変なので、ある程度、親が先回りをして段取りをしています。以前は、家を出る時間から逆算して節目の時間にアラームを鳴らし、子どもにはそれに合わせて行動してもらうようにしていました。

まず、前日の夜に、長男と次男が翌日朝に着る服を用意して並べておきます。

朝、子どもたちを起こすと、2人はそれぞれ用意してあった服に着替えて朝ごはんを食べます。長男と次男は7時45分に家を出るので、出かける5分前の7時40分と、出掛ける時間の7時45分の2回、アラームをセットしていました。

7時40分までに朝食を食べ終わり、残り5分間で歯磨きをして、靴を履き、ジャケットを着て、リュックを背負って準備を整え、7時45分にアラームが鳴ったら登校です。

タイムマネジメントとは、実は非常に高度な行為です。

大人の場合は(もちろん、それが苦手な人もいますが)、「8時15分に目的地に着くためには、家を7時45分に出る必要がある。そのためには、着替えたり朝食を食べたり身支度をしたりするのにだいたい40分くらいかかるから、7時5分までには起きておこう」など、先を見通して時間を逆算し、それに合わせて行動することができますし、もし少し寝坊したりした場合も、「いつもより5分遅くなってしまったけれど、急いで身支度をすれば5分くらいは取り返せるから間に合うだろう」などと調整できます。