八代目中村芝翫さん(60)と三田寛子さん(59)の長男で、歌舞伎俳優の中村橋之助さん(29)が、元乃木坂46の俳優・能條愛未(のうじょう・あみ)さんと婚約し、先ほど2人が揃って金屏風の前で会見しました。
橋之助さんは会見冒頭、笑顔で「このたび私、中村橋之助と能條愛未は婚約致します運びと相成りました事をここにご報告させて頂きます。本日、このようにたくさんの人にお集まり頂きまして記者会見をさせて頂きますことを非常に嬉しく思っております」と婚約を報告。
その上で、「この後は、役者としても1人の男としても、お客様を大事に、家族を大事に、仲間を大事に。そして、愛未を大事に、素敵な家庭を築いて参りたいと思っております。歌舞伎のため、成駒屋のために、夫婦力を合わせて素敵な家庭を築いて参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします」と今後の抱負を語りました。
続いて、華やかなピンクの和服姿の能條愛未さんも、橋之助さんと同じ言い回しで、「この度中村橋之助さんと結婚をする運びと相成りました能條愛未と申します」と、やや緊張した面持ちで報告しました。
「これまで私を応援して下さったファンの皆様への感謝の思い、しして私を育て支えて下さった関係者の皆様、お一人お一人への感謝の思いを胸に、成駒屋へ嫁ぎ、橋之助さんを隣でしっかりと支えられるよう、サポートできるよう精進して参りたいと思っております。本日はどうぞよろしくお願いします」と話しました。
2人は会見中何度も目と目を合わせ、現在の心境を聞かれた際には、橋之助さんは満面の笑顔で「幸せです。こうして金屏風の前で2人で皆さんの前でお話しできるのが何より幸せ」と回答。
会見前は緊張していたとしながらも、「(着物を身につけ)完成した愛未を見たら、ワクワクの気持ちが勝ってきた」と幸せモード1っぱいだった。
2人の出会いは2021年の舞台「ポーの一族」で、夫婦役での共演でした。
能條さんは、「私も極度の人見知りということもあり、最初の方はほとんど会話もなかったのですが、日数を重ねていくうちに少しづつお話しをする機会も増えてきて。歌舞伎役者さんってお堅いイメージがあったんですけど、話してみるとすごく気さくで、やさしくて、何より楽しい方で。私の中で徐々に印象が変わってきまして」と当時を振り返ります。
「僕はずっと好意はあったんです」と話す橋之助さんが、舞台が終わってから「好きです。お付き合いして下さい」と告白。2人の交際が始まったそうです。
順調に交際を重ねた今年7月、2人でハワイに旅行した際に、海の見えるレストランで橋之助さんが席を離れ、戻ってくると指輪の箱をパカッと開けて跪くというサプライズを発動。「これから愛未にたくさん良い思いをさせられる男でいますから、結婚して下さい」とプロポーズすると、能條さんは「もちろんです」とOKしたとのことで、「この日のために、一生懸命私の事をおもって選んでくれたのかなと思うと、感動というか涙が止まらなかったです」と幸せいっぱいに振り返った。
婚約指輪はハリーウィンストンのもので、輝くダイヤモンドは0.7カラット。橋之助さんは「頑張りました」と笑顔を見せた。
中村橋之助さんは、人間国宝である七代目中村芝翫の孫であり、八代目中村芝翫さんと、俳優の三田寛子さんの長男として1995年に生まれました。2000年に初舞台を踏み、2016年10月の芸術祭十月大歌舞伎にて四代目中村橋之助を襲名した。
能條愛未さんは2011年に乃木坂46の第1期生オーディションに合格。アイドルとしての活動の傍ら、女優として数々の作品に出演し、グループ卒業後は女優業へさらに力を入れている。
