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“子育ての責任は母親が負うもの”なのか…?3児の母で小児精神科医が指摘する母親への見えない圧力「ガスライティング」の存在|FNNプライムオンライン
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“子育ての責任は母親が負うもの”なのか…?3児の母で小児精神科医が指摘する母親への見えない圧力「ガスライティング」の存在

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例えば、少し前までは「子どもが自閉症になるのは、母親の冷たい態度のせいだ」「子どもにうつ病や躁うつ病など存在せず、そういった症状は母親の育て方が悪いせいだ」といった根拠のない説が語られており、さまざまな研究によって科学的に否定された今でも、まだ広く信じられています。

実際には子どもの精神疾患には、遺伝要因や脳機能の違いなどの複雑な生物学的な要因が関わっているのに、こうした偏見が向けられることで、母親もまた「私のせいだ」と自分を責め、思い悩んでいます。

子育ての責任は母親…?

このように、母親に対するガスライティングには、「子育ては母親がするもの」「子育ての責任は母親が負うもの」という無意識の偏見が関係しています。

実際、2020年のOECD(経済協力開発機構)のデータによると、日本の場合、女性が家事育児に携わる時間は、男性の5.5倍にものぼるそうです。

家事や育児は、家族の誰かがしなくてはならず、「誰もしない」という選択肢はありえません。

それなのに、育児のために時短勤務をしている女性が(おそらく男性も)ほかの人より早く退勤する場合、どんなに仕事をしっかりこなした後だとしても「自分は周りの人に迷惑をかけている」という罪悪感を持たされてしまうことは珍しくありません。

もちろん、与えられた仕事はまっとうする責任がありますし、周りの人へのリスペクトや感謝の気持ちは大切です。

「家事は女性が担うもの」という無意識の思い込みはまだ根強い(画像:イメージ)
「家事は女性が担うもの」という無意識の思い込みはまだ根強い(画像:イメージ)

しかし、男性の5.5倍もの家事や育児を「女性が担うもの」という無意識の偏見のもと無償で担わされている女性が、そのために早く帰ることに対して、これほどまでに罪悪感を持たされる必要はあるのでしょうか。

日本では、明確に女性を差別するような制度は減っています。しかし、「家事や育児は女性が担うべきもの」といった無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)は根強く、それが男女の家事・育児時間の大きな差や、時短勤務に対して女性が罪悪感を抱えさせられるといったガスライティングにつながっているように思います。

こうしたガスライティングが、男性に対してもないわけではありません。

しかし、頻度としては女性の方が圧倒的に高いことを考えると、やはり背景にはジェンダー不平等があるといえるでしょう。

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