相次ぐ人的被害によって、身近な存在になってしまったクマ。
もしも出会ったときに、どう対応するべきか?
そこで取材班は、北海道にあるヒグマの生態を学べる施設を取材した。

「立ち上がって両手を上げたら3メートル」

15ヘクタールもの広大な自然…。

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その中で生活するクマの生態から、命を守るヒントを探ることに。

安全を確保のもと、飼育員とともにクマが暮らす獣舎に向かった。

十勝サホロリゾート  ベア・マウンテン  坂出勝園長:
クマの部屋に入る扉も2重、南京錠も2重。必ず2人以上の人間で獣舎に入る。安全策ですね。

厳重に管理された扉を抜け奥に進んでいくと、日光浴をしている巨大なクマの姿が…。

ーー何kgくらいあるんですか?
十勝サホロリゾート  ベア・マウンテン  坂出勝園長:
これで380kgはあると思うんですけど。冬毛になっているので、かなり体は大きく見えると思います。立ち上がって両手を上げたら、3メートルぐらいは。

記者リポート:
かなりの大きさです。こちらに向かって、ゆっくり歩いてきました。

施設では、11頭もの成獣のクマが飼育されていて、現在は冬眠シーズンに入るための準備をしているという。

一見、穏やかそうに見えるクマだが、その姿を観察してみると…

記者リポート:
すごく鋭い爪を持っています。

さらにクマには、人間では到底太刀打ちできない驚異的な身体能力があるという。