こうしたメンタリティは、人に何かを教える時にもとても役に立ちます。私が日々、刺激をもらっていることの一つです。

タイミング良かったSNS発信

振り返れば、すべてはタイミングと出会った人に恵まれたのだと思います。

アメリカの野球界がソーシャルメディアに対する見方を柔軟にし始めた時期だったことも幸いしました。

それまでは、試合の映像をSNSで共有することは一切認められていませんでしたが、「このような投稿は、ファンに有意義なことを教え、選手が学べるようにするためである」という私の見解も難なく認められました。

「ピッチングニンジャ」のロゴマーク
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日本の野球界は、まだ厳しく取り締まっていると感じます。私はプロ野球のコンテンツシェアについて契約をしていますが、それでも限定的なハイライトが使用できるのみです。

日本の野球界は、コンテンツをシェアすることが野球の普及に繋がるということに気づいていないのかもしれません。私は試合全体をシェアしているわけではなく、わずか1、2球だけを取り上げています。

でもその1球がファンに「試合を見たい」と思わせることがあるのです。言うなれば、無料の広告みたいなものですが、認められていません。

私はベースボールを通じて学んだことを還元して、いつも野球界をより良くしたいと考えています。

ベースボールは素晴らしく、今も毎日新しい気づきが得られるので飽きることはありません。