第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の決勝が1月12日(日)に行われた。

東京第3代表・共栄学園と東京第1代表・下北沢成徳との東京対決となった女子決勝戦。

ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さん(旧姓)を母に持ち、日本代表にも選ばれて世代No.1エースと呼ばれる共栄学園の秋本美空のスパイクが、次々と下北沢成徳のコートに突き刺さり、第1セットは共栄学園が25-11と大差で奪う。

第2セットは、体制を立て直した下北沢成徳がエースのイェーモン・ミャや2年生の上村夏子のスパイクで粘りを見せるが、共栄学園・秋本の勢いは止まらない。15-16と1点リードを許すものの秋本の4連続ポイントで一気に逆転。ブロード攻撃で会場を沸かすと、ブロックも決めて19-16とする。最後は1年生・山下裕子のフェイントが決まり25-21で共栄学園がセットを連取。

第3セットに入っても共栄学園は、秋本に加え、宇都木乃愛や木村響稀のスパイクなどで優位に試合を運び19-14と5点差までリードを広げる。下北沢成徳もここから粘りを見せ、イェーモン・ミャのスパイク、柳千嘉のブロックなどで一気に5連続ポイントをあげて同点に追いつく。しかし、下北沢成徳の反撃もここまで。最後は秋本がセンターからスパイクを下北沢成徳のコートに打ち込み、25-22で第3セットも奪取。

共栄学園がストレートで下北沢成徳を破り、19大会ぶりの優勝に輝いた。

共栄学園・中村文哉監督:
春高が始まって試合を重ねるごとにチームが強くなっていって、この日を迎えられたことを非常に幸せに思っています。生徒が“春高優勝”という夢をかなえてくれて、本当に生徒にありがとうという気持ちでいっぱいです。

共栄学園・秋本美空主将:
もう終わっちゃったのかなという感じで、ちょっと実感がわかないです。みんなと一緒にバレーができてすごく良かったと思っています。
Q.チームメイトに…
こんなキャプテンに付いてきてくれてありがとう。今まで一緒にバレーができて楽しかったよ。
Q.母・大友愛さんに…
日本一取ったぞ~!

春の高校バレー 女子決勝
共栄学園(東京) 3-0 下北沢成徳(東京)
(25-11、25-21、25-22)

すぽると!
すぽると!

スポーツニュース番組「すぽると!」が8年ぶりに完全リニューアルし復活!
キャプテンの千鳥と解説者やアナウンサー陣がどのような化学反応を起こすのか?
毎週土曜24時35分~25時15分
毎週日曜23時15分~24時30分
※放送時間は変更される場合があります