1月11日(土)、大会4日目を迎えた第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は準決勝が行われた。
女子準決勝第1試合は、前回大会MVPの福村心優美を擁する岡山代表・就実と、高校生ながら日本代表に選ばれた秋本美空を擁する東京代表・共栄学園の一戦。世代を代表する両エースの対決となった。
第1セットは、秋本の連続サービスエースなどで優位に進めた共栄学園が25-17で先取。
続く第2セットは、一進一退の攻防から就実が抜け出し、最後は連続ブロックを決め25-21で奪い返す。
第3セットは共栄学園が制し、セットカウント2-1で迎えた第4セットは、両エースの意地がぶつかり合う展開に。
両チーム一歩も譲らないままゲームが進み20-20の同点になると、両チームともエースにボールを集め、2人はチームメイトの期待に応えスパイクを決め続ける。秋本が3枚ブロックを抜く豪快なスパイク決めると、福村も負けじとレフトから共栄コートに叩き込む。
2人が後衛に下がるまでサイドアウトを繰り返しデュースにまでもつれ込だ第4セットは、最後、就実・高橋凪のスパイクが共栄学園のブロックにつかまり26-24で共栄学園のものに。
ノーシードから勝ち上がった共栄学園が、連覇を狙った第1シードの就実を、セットカウント3-1で破り、優勝した2005年以来19大会ぶりとなる決勝進出を決めた。
秋本は、試合後のインタビューで、「去年優勝した就実という強いチームに自分たちのプレーで勝つことができて本当に良かった。今まで決勝に行けなかった先輩たちのためにも頑張って、自分たちが絶対に優勝したいと思う」と、12日の決勝での勝利を誓った。
春の高校バレー 女子準決勝
共栄学園(東京) 3-1 就実(岡山)
(25-17、21-25、25-21、26-24)
春の高校バレー
女子決勝:1月12日(日)午後1時30分
男子決勝:1月12日(日)午後4時
フジテレビ系にて放送