成長投資枠の使い方

「成長投資枠」では株と投資信託が買えます。充分な預貯金がありある程度投資の経験を積んだ人は個別株の購入もありですが、初心者は投資信託を検討しましょう。

NISAのポイント(金融庁「NISA特設ウェブサイト」から作成)
NISAのポイント(金融庁「NISA特設ウェブサイト」から作成)

「つみたて投資枠」と同じ投資信託を積立てるのも選択肢。つみたて投資枠では取り扱っていないアクティブ型(平均株価を超える成果を目指してファンドマネージャーが株式を選ぶ投資信託)を使うのもいいですね。

成長投資枠では、積立購入と一括購入のいずれもできますが、値動きのリスクを減らしたいなら積立購入がいいでしょう。

投資に回せる資金が少ないなら「つみたて投資枠」を優先し、余裕ができたら「成長投資枠」を追加して、2つの枠を併用できる新NISAのメリットを生かしましょう。

坂本綾子
坂本綾子

雑誌の編集・記者として活動後、ファイナンシャルプランナーの資格を習得。2010年にファイナンシャルプランナー坂本綾子事務所を設立。著書には『節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本』(朝日新聞出版)『「投資をしたことがないけれど、このままで本当に大丈夫?」と思ったら読む絶対に損をしないお金の増やし方』(CCCメディアハウス)、『新NISAを活かす! はじめての投資』(高橋書店)など多数