では、どうやって詰め替えるといいのか。
洗剤の品質を考えるのであれば「製品を使い切ってから詰め替えること」「ボトルを流水で洗うこと」「軽く振るなどして水気を切り、乾燥させること」がポイントだという。

「他の製品(洗剤)と混ざらないようにしてください。詰め替え前にはボトルの中とポンプ部分を水道水でよく洗い、水気がなくなってから詰め替えてください」

ボトルはよく洗い、水気を切ろう(画像はイメージ)
ボトルはよく洗い、水気を切ろう(画像はイメージ)

デザインが気に入っていたりすると、別製品のボトルにも詰め替えたくなるが、どの製品も中身の特性や用途に合わせ、最適な容器を選んでいるので、あまりお勧めできないそうだ。

「別の容器に詰め替えると誤用の原因になったり、品質が変わる可能性があります。ポンプやスプレー容器では、中身が垂れたり、思わぬ方向に中身が飛び散ることがあります」

ボトルを浴室に置く場合の注意点

もし、洗剤が残ったボトルに水分が入るとどうなるのか。花王によると、ボトルに水が入った状態で放置したり、水で薄めた状態で放置した洗剤を使ったりするのは、品質の観点からお勧めはできない。

花王の製品は防腐性を考慮しているため、通常の環境で使う分には雑菌の繁殖は心配しなくていいとのことだった。

浴室では水分がかからないよう注意(画像はイメージ)
浴室では水分がかからないよう注意(画像はイメージ)

シャンプーやボディーソープなど、浴室での使用が想定されている商品は、浴室に置いて問題ないという。ただし「シャワーが直接かかる場所でお使いになると、使用中のボトルに外から水分が入る場合があります。なるべく水分がかからないところで保管されるようにお願いします」とのことだ。