ボトルタイプの洗剤にはハンドソープや食器用洗剤もあるが、基本的な考え方は同じだ。

「花王では『そのまま継ぎ足す』ことは一部例外を除きお勧めしておりません。詰め替えは使い切ってから行い、他の製品と混ざらないようにしてください」

泡が出るタイプのポンプ容器は、以下の流れで詰め替えると良いそうだ。

泡が出る容器はボトルを洗い、ポンプの液を出し切る(提供:花王)
泡が出る容器はボトルを洗い、ポンプの液を出し切る(提供:花王)

1.ポンプを外し、ボトルを水道水で洗い水気を切る
2.ポンプ全体を水道水で洗う
3.ポンプをさかさまにして、ヘッドを押し、内部の液を全部出し切る
4.同じ製品の詰め替え用洗剤をボトルに入れる
5.ポンプの水気を切ってセット。ポンプを数回押す

そして洗剤を詰め替え、ポンプをボトルにセットする(提供:花王)
そして洗剤を詰め替え、ポンプをボトルにセットする(提供:花王)

詰め替え用製品には、複数回分を補充できる大容量の製品もあるが、ここでは注意点も。

ボトル内の液量が多くなるとポンプ部分に空気を十分に取り込めず、洗剤が泡で出なくなることがあるという。ボトルには、補充量の目安が記載されていることが多いので、そこまでを上限に補充してほしいとのこと。

ボトルは“数回詰め替え”で交換を

洗剤をボトルに詰め替えて使うと、ボトル本体を買い替えるタイミングがわからなくなるもの。この悩みについて、花王に聞くと、ボトルの扱い方や浴室の環境も影響するので“何回使用したら”と断言するのは難しいとのこと。

ただ、衛生的に使いたいなら、「数回詰め替えたら買い替え」をお勧めするとのことだ。

数回詰め替えたら買い替えを推奨(画像はイメージ)
数回詰め替えたら買い替えを推奨(画像はイメージ)

また、詰め替えするのが面倒だと感じることもあるかもしれない。
そんな人には、詰め替えパックを取り付けてそのまま使用できる「スマートホルダー」や、詰め替えパックを差し込み、つり下げて使用できる「らくらくスイッチ」という同社のアイテムの提案があった。どちらもボトルに詰め替える作業が不要で、衛生的でもあるだろう。

らくらくスイッチ(提供:花王)
らくらくスイッチ(提供:花王)

衛生面と品質を考えると、ボトルは洗って乾燥してから詰め替えることが推奨されているようだ。パッケージの注意事項をよく確認し、詰め替えを活用してみるといいかもしれない。

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プライムオンライン特集班
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