下着や寝具が“ダニだらけ”に
そんなツメダニは自宅のどこに潜むのか。白井さんが出やすいとしたのが、次の3カ所だ。
・布団やマットレス
・ラグやゴザなどの敷物
・クッションやぬいぐるみ
これらは「温度と湿度」があって「ヒトの皮膚やフケ」もたまりやすい。チリダニが繁殖しやすくもある。そこを狙って集まるのだ。ツメダニはダニを捕食対象としているが、ヒトも偶発的に刺してしまうことがあるので、触れる機会の多い“インテリアアイテム”では注意が必要だ。

もしダニ刺されの可能性があるなら、次の方法を試してみてほしい。
【布団やマットレス】
コインランドリーで高温の洗濯乾燥をする。家庭用の布団乾燥機にかける。掃除機でほこりとダニをこまめに吸い取る。
【ラグやゴザなどの敷物】
敷物の表側と裏側に掃除機をかける。毛がある敷物なら毛を逆立てるように。スチームアイロンがあるなら使ってもいい。
【クッションやぬいぐるみ】
洗濯できるものは洗濯をする。樹脂製など、毛がフワフワしていないものに買い替える。

さらに注意が必要なのは、押し入れやクローゼットにしまっていた、秋冬用の衣類や寝具。夏場の湿気や温度の影響で、“ダニだらけ”になっていることもあるのだとか。
「久しぶりに履いたら下着や肌着の形に刺されてしまったという、話を聞いたこともあります。長期間しまっていた衣類や寝具は洗った方がいいかもしれません」
衣替えシーズンもそろそろやってくるので、覚えておくと良さそうだ。