熊本・荒尾市にある荒尾競馬場の廃止から12年。跡地では、新たな街づくりが進められている。荒尾市は競馬場跡地で進めている再開発事業で、中核となる複合施設の基本設計を発表した。

荒尾競馬場跡地に複合施設の再開発計画

荒尾市が競馬場跡地に建設するのは「観光情報の発信や物産直売所を兼ねた道の駅」と「保健・福祉・子育て支援の拠点」となる複合施設だ。荒尾市は6月3日に施設の概要やイメージを示した基本設計を発表した。

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建設費は約30億円で、2つの施設は長さ40メートル、高さ12メートルの巨大な屋根でつながる設計になっている。この複合施設は現在、建設中の有明海沿岸道路のインターチェンジから直接乗り入れが可能で、326台分の駐車場も整備する計画だ。

荒尾市によると、競馬場跡地の再開発事業は現在、全体の5割ほどが完成。今後、ホテルなどの宿泊施設や商業施設の誘致を進める方針だ。この複合施設の「支援の拠点」施設は2026年4月、「道の駅」はその2カ月後の6月に開業予定だ。

(テレビ熊本)

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