2023年12月にオープンした「道の駅やまがた蔵王」の来館者が、早くも50万人を突破した。想定の2倍というハイペースでの達成は、全国でも珍しい「ある仕掛け」によるものだった。

結婚記念日に来館…50万人目の家族

山形市南部の国道13号沿いに市内初の道の駅として整備された「道の駅やまがた蔵王」。2023年12月のオープンからまだ3カ月に満たない2月27日、来館者数が50万人に到達した。

50万人目となった押野さん家族
50万人目となった押野さん家族
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節目の50万人目となったのは、東根市の押野隼人さん家族だ。
道の駅やまがた蔵王に来たのは初めてという押野さん家族には、施設に入る4つの店が用意した商品などが贈られた。

50万人目となった押野さん家族は、「2人の結婚記念日で、話題にもなっているし行ってみようと、来てみたら50万人目でびっくり。心臓バクバクです」と驚いた様子だった。

好調な来館者数 要因は多目的ホール

道の駅やまがた蔵王の1日平均来館者数は5800人で、土日には1万5000人が訪れている。

当初の目標は年間100万人の利用で、3カ月足らずでの50万人突破は、想定の2倍のハイペースだ。

その要因となったのが、「樹氷ホール」と名付けられた多目的ホールだ。
広々とした空間は週末に物産展やマルシェで使われるほか、スポーツの練習でも利用されるという。

「樹氷ホール」は誰でも借りることが可能で、オープン以来、週末の度に必ず利用されていて、今後も2024年12月まですでに予約で埋まっている。

道の駅やまがた蔵王 青木哲志駅長:
このスタイルの道の駅は全国でもない。一般的には産直のイメージがある。いろんな産業や活動を皆さんしている。予想より1カ月以上早かった、うれしい悲鳴

道の駅やまがた蔵王では、6月のサクランボシーズンや大型連休に企画する大型の物産展などでさらなる集客を目指し、次の節目となる来館者100万人をお盆すぎに達成したいとしている。

(さくらんぼテレビ)

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