1月31日、鹿児島市の甲突川で特別に設置された川床でグルメを楽しめる「水辺のアウトドアダイニング」が開催された。寒い季節にもかかわらず、訪れた人々はストーブの付いたテーブルを囲み、体が温まる料理を味わいながら桜島を眺める非日常の時間を楽しんだ。
甲突川に約60畳の川床が出現
1月31日、鹿児島市の甲突川に特別な空間が現れた。川の上に組まれたのは約60畳の大きな川床と複数の小さな川床だ。鹿児島県が主催した「水辺のアウトドアダイニング」は、水辺の賑わいで地域を活性化させる社会実験の一環として行われた。
イベント当日の午後1時頃、鹿児島市の気温は11.8℃。寒い季節の屋外イベントにも関わらず、多くの人でにぎわいを見せた。2日間の開催で約700人が訪れたという。

県内7店舗が出店 体が温まるグルメを提供
会場には県内の飲食店7店舗が出店し、釜で焼き上げたピザやクリームシチュー、味噌おでんなど体が温まる料理を提供した。
訪れた人に話を聞くと、「味噌おでんとラーメンを食べました」という声が。また別の参加者は「桜島が目の前に見えて爽快感や開放感がある」と景観の良さを評価していた。
寒さについて尋ねると、「ストーブがあるから寒くない。隣の人は暑くて上着を脱いでいる」と暖房設備が整っていることに満足した様子。「木々や川があって気持ちが良い。すがすがしい」という感想も聞かれた。

京都の川床に憧れていた人も
川床での食事体験について聞くと、「初めて。京都の川床にすごく憧れていたからうれしい」という声があった。また「川での試みってなかなかないので楽しい」と新鮮さを感じている人も多かった。
このイベントならではの特徴として、ペットと共に食事を楽しむことができる点も人気だったようだ。ある参加者は「ワンちゃんと行けるイベントがまだそんなに多くないので、こういう外でできる機会があると自分たちも楽しいので増えてくれるとうれしい」と話していた。

県は継続開催を検討
県によると、1月31日と2月1日の2日間で約700人がイベントに訪れたとのこと。参加者へのアンケートでは「寒い時期の川床は意外性があってよかった」「次もやってほしい」といったポジティブな意見が寄せられた。
こうした反応を受け、県は今後も川床を活用したイベントを行いたいとしている。冬の川辺という意外な組み合わせが生み出した非日常体験が、今後も鹿児島の新たな魅力として定着していくかもしれない。
(動画で見る▶鹿児島市・甲突川でアウトドアダイニング 川床で非日常の時間を楽しむ)
