いよいよ8日からハンガリーで始まる、パリ五輪出場をかけたバスケットボール女子世界最終予選。日本はスペイン、ハンガリー、カナダと対戦し、上位3位までが五輪への切符を手に入れる。日本代表注目の候補選手を紹介。第4回は馬瓜エブリン選手(28)。

“ムードメーカー”馬瓜エブリン 持ち味は「スピード」と「切り込み」

馬瓜エブリン(まうり えぶりん)(28)180cm 愛知県豊橋市出身

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▼ポジション パワーフォワード

▼桜花学園高校を経て、Wリーグ・アイシンAWに入団し活躍、その後トヨタ自動車へ。2021年東京五輪に出場し銀メダル獲得の後、1年間の休養に入り、メディア出演や様々な活動を行い話題の人となった。昨年6月に現役に復帰、現在デンソーに所属している。

▼高い身体能力を生かした速さを武器に、ドリブルでゴールに切り込む高い得点力が持ち味。持ち前の明るさで、チームのムードメーカーとなっている。

▼好きな食べ物 肉・ぶどう・100%ぶどうジュース
▼好きな言葉 Why Not?

妹・ステファニーも代表候補選手 世界決戦に姉妹出場は?

ガーナ出身の両親の下、愛知県で生まれ育った馬瓜エブリン。

直前合同合宿での馬瓜エブリン選手(右)。左は赤穂ひまわり選手
直前合同合宿での馬瓜エブリン選手(右)。左は赤穂ひまわり選手

妹の馬瓜ステファニー(25、スペインリーグエストゥディアンテス所属)も日本代表候補選手に選ばれている。

エブリン・ステファニーの姉妹出場はいかに? 世界最終予選への代表選手枠は12名。7日に確定する。

チームの“起爆剤”馬瓜エブリン 1年の休養で得た「余裕」武器に決戦へ

1月に行われた都内での直前合同合宿で、東京五輪後約1年間の”休養”のことを取材で問われ、「休んで3カ月くらいでバスケしたかった」と心境を告白していた馬瓜エブリン選手。

取材に答える馬瓜エブリン選手(1月26日、都内)
取材に答える馬瓜エブリン選手(1月26日、都内)

”休養”の間、メディア出演など、様々な方面で活躍していた馬瓜エブリンだが、その間に得た大切なものとして、「余裕」を挙げていた。

「『考え方の余裕』みたいなもの。それまではいろんなことを一喜一憂しながら、若かったこともあるし、色々と気を遣わなければならないこともあったが、今はいろんな良いこと、悪いことにも『動じない』という余裕がすごく生まれたのではないかと思う。休養中いろんなことをやらせていただいたので。そういう意味では、メンタル面で、マインドセット(ものごとの見方や考え方の指向)が付いたのではないかと思う。」

東京五輪後の、自らの「成長」を語った馬瓜エブリン。

自身を含めた日本代表候補選手は7日に12人の代表メンバーに絞り込まれ、8日からの世界最終予選三連戦に臨む。

フジテレビ
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