世界でホテルやリゾートを展開する「マリオット」のホテルが11月6日、「道の駅・阿蘇」の隣にオープンした。ホテルにレストランは設けず、「食事」や「温泉」などは地元の施設を利用してもらうコンセプトだ。
「道の駅・阿蘇」の隣にオープン
2023年11月6日に開業したのは世界に約8,600のホテルやリゾートを展開する「マリオット」の熊本初進出ブランド「フェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇」だ。
マリオットと積水ハウスが全国で展開する道の駅プロジェクトの一環で、熊本県内でも人気の高い「道の駅・阿蘇」の隣にオープンした。さらにJR豊肥線の阿蘇駅も近いことから、国内外の旅行客にとっては便利な場所になっている。
阿蘇五岳を一望できる客室
客室は高級感のあるベッドがあり、窓から阿蘇五岳を一望できる。
ホテルは鉄筋コンクリート5階建てで、93室ある客室はキングとツインの2種類のみ。
そして大きな特徴は、バスルームに浴槽はなくシャワーのみで、館内にはレストランもない「宿泊特化型」だ。
温泉や食事などは、隣接する道の駅や地元の店で楽しんでもらい、地域の活性化につなげる狙いである。
「あか牛など熊本の食を楽しんで」
マリオット・インターナショナル カール・ハドソン日本＆グアム担当エリアヴァイスプレジデント：
熊本県は阿蘇山があるし、あか牛やからしれんこんなどの食を楽しんでほしい。
一方、福岡や長崎では「マリオット」の中でも高級ブランドの「リッツ・カールトン」や「マリオットホテル」が進出している。
TKUの取材に対して日本を担当するハドソンエリアヴァイスプレジデントは「いまのところ、熊本への高級ブランドでの進出の予定はない」としたものの、「開発業者からのお勧めがあれば話をしたい。鍵になるのはロケーションだ」と話した。
（テレビ熊本）
