ハンドルを回してカプセル入りのおもちゃなどを購入する「カプセルトイ」、いわゆる「ガチャガチャ」がブームになっている。こうした中、島根・安来市で、2022年に好評だった「ご当地版」のガチャガチャ第2弾が登場した。地域の観光や経済を盛り上げる起爆剤として、期待が寄せられている。
第1弾は600個完売
安来市の道の駅あらエッサに登場した「やすぎガチャ」。
この記事の画像(13枚)「やすぎガチャ」を企画 大森雄介さん:
完全に想定外でした。想像を絶する人気で。1カ月ちょっとで売り切れてしまって、完全に想定外
福村翔平記者:
企画した人も完全に「想定外」の大好評で完売したという「やすぎガチャ」。バージョンアップして帰ってきました
わずか1か月で用意した600個が完売する「想定外」の人気だった2022年4月に続く第2弾だ。
「やすぎガチャ」を企画 大森雄介さん:
「やすぎガチャどうしたの、ないよ」って、お声を結構いただきまして、第2弾をやらないといけないなと
1回300円の「やすぎガチャ」。その中身は…。
福村翔平記者:
マスキングテープと広瀬和紙の紙季漉(しきろく)さんのシールです
安来の特産品がデザインされたマスキングテープ。
それに、市内の観光スポットや企業の経営者などがデザインされたイラストシールだ。
裏には、シールを持って現地に行くと受けられる「特典」がついている。
カプセルの数は前回の3倍以上に
第1弾の好評を受けて、協賛社はその倍の40に。シールの種類も倍増した。さらに、カプセルの数は前回の3倍以上、強気の2000個を用意した。
今回は、スペシャル特典として、新たに「当たり」を加えた。当選は50分の1の確率で、安来市の特産品がプレゼントされる。
「やすぎガチャ」を企画 大森雄介さん:
地元の人がたまにしか行かないようなところに足を運ぶ、観光客が安来の中に入っていくきっかけになれば
ガチャに地元の思いを「ギュッ」
企画したのは、市内でいちごの観光農園を経営する大森雄介さん。
暮らしている安来の魅力を市の内外に伝えたいと考え、60万円かけて第2弾を作った。協賛した企業も「ガチャ」の効果に期待している。
いちご農園いさとふぁーむ・山下勇人さん:
多くの方に知ってもらうことがまずひとつ。あとは安来全体が盛り上がればいい
地元の思いがギュッと詰まった「やすぎガチャ」。
市内の「道の駅あらエッサ」とJR安来駅構内に、5月末まで設置されている。
(TSKさんいん中央テレビ)