復旧に向けた作業が、いよいよ本格始動です。
2月の大雪で倒れた大木が参道をふさぎ、参拝できない状態が続いている安来市の清水寺で3月18日から大木の撤去作業が始まりました。
安来市の清水寺は山陰屈指の古刹のひとつで、年間を通して参拝者が多く訪れていますが、2月7日の大雪で参道沿いにあるスギの大木が根元から倒れて参道をふさいだため、1か月以上にわたって閉山を余儀なくされています。
18日は作業開始を前に清水寺の清水谷貫主が安全祈願を行い、倒れたスギの木の撤去が始まりました。
倒木は高さが約30メートル、重さは8トンから10トンもあるとみられることから、撤去はいくつかに切り分けたあと、大型クレーンを使って移動させるということです。
作業を担う出雲市の施工会社によると「これまでに経験したことのない難しい工事だ」ということで細心の注意を払って進めるとしています。
清水寺・清水谷善暁貫主:
まずは安心して皆さんがお越しいただけるように、見守っていただければと思います。
また、参道沿いある旅館も大木が撤去されるのを心待ちにしていました。
この旅館では倒木で屋根や窓が壊れるなど大きな被害に遭っていて、今も通常営業を休止しています。
紅葉館 女将・青砥尚恵さん:
畳のところが一面雪で、ガラスが畳に突き刺さっていましたし、いろんな破片が。
旅館では、畳をすべて張り替えるなど1週間かけて部屋を修繕し、通常営業の再開にむけて準備を進めているということです。
紅葉館 女将・青砥尚恵さん:
早く撤去していただきたい。その一心ですね。
撤去作業は、3月末の完了をめどに進められるということで今回、撤去費用を全額賄った清水寺では春の行楽・参拝シーズンにはまにあってもらえればと作業の進捗を見守っています。