コロナ禍に入って、盛んに行われているというツーリング。天空の里として知られる愛媛・久万高原町には、2021年に「オートバイ限定の駅」が登場し、早くも人気に。
経営者には、秘めた野望がある。

オートバイ限定の休憩施設…「プチ・グランピング」気分も

久万高原町の高知との県境近くで、国道33号線沿いに突如現れた看板。その先の道を上ると…

鈴木瑠梨アナウンサー:
白いテントが並んでますね

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豊かな自然の中に広がるのは、オートバイ限定の休憩施設「Up-Place」。オープンしたのは2021年ながら、すでに休日には多くのライダーが集まる人気スポットに。

キャンプでの利用経験者:
嫁さんと子ども2人、後ろに乗せてキャンプですね。道具も全部貸してくれるんで、すごく良かったですね

なぜ人気なのか。コンセプトは?

Up-Place・上場篤史代表:
大人の秘密基地みたいな

“大人の秘密基地”。いったいどんな施設なのか。
まず目に着くのが、建物の前に並ぶ5つの白いテント。中にはベッドやテーブル、宿泊することができて、上場さん曰く「プチ・グランピング」気分に浸れるという。

Up-Place・上場篤史代表:
ライダーさんが遠出で旅行に来てくれたりする時に、テントとかシュラフ(寝袋)とかは荷物になるので、持っていきたくないというような意見とかをいただいたんで、何かうちらでできることないかってことで

このテントの利用は、8月末まで一泊2,000円という特別料金。

Up-Place・上場篤史代表:
先日もライダーさんから「この星空が最高のご褒美だ」というふうに言葉とかいただいて、私らからしたら、その言葉いただけるだけで最高やなという気持ちで日々がんばっております

まさに癒やし空間…休憩コーナーから広がる絶景も

そして、こんなコーナーも。

Up-Place・上場篤史代表:
こちらのコーナーは、ライダーさんに来てもらって、セルフでこちらにお金を入れていただいて、休憩していただく

ドリンクやカップラーメン、アメニティなどもそろい、代金はさい銭箱に。さらに、こんな自慢も。

Up-Place・上場篤史代表:
一番の絶景はあちらですね。この絶景を見るだけで、本当にすがすがしい気持ちになる

久万の山々と面河川の自然豊かな景色。まさに癒やしの空間で、朝食やコーヒーを味わうライダーが多いんだとか。

鈴木瑠梨アナウンサー:
なんていい朝を迎えることでしょうね

Up-Place・上場篤史代表:
鈴木さん、私どもの施設でぜひ見ていただきたい施設がありますんで、ちょっとご案内します

色あせた倉庫のような建物…。中に入ると?

鈴木瑠梨アナウンサー:
服がたくさん並んでます。おしゃれな空間ですね

Up-Place・上場篤史代表:
私たちのオリジナルのバイクウェアブランドで「HERUNE」っていうブランドになるんですけど、そのショップになります

なんとこのバイクウェアは、上場さんのオリジナルブランド。ショップは、8月2日にリニューアルオープンしたばかり。ブランド名は「HERUNE」(ヒルネ)。ネーミングの由来は、至福のひと時の「昼寝」。「E」はエレガントを表している。

コロナ禍で工場閉鎖も…目指すは“バイクのアミューズメントパーク”

ところで代表の上場さん、実は…

Up-Place・上場篤史代表:
私、実はバイクの免許もないんです。バイク乗らないんです

もともと、Up-Placeの敷地は上場さんの父親が経営していた縫製工場。
しかし、コロナ禍で工場が閉鎖に追い込まれ、思いついたのが「バイクの駅」だったのだという。

Up-Place・上場篤史代表:
表に出て、ふっと音を聞いてたら、国道33号線を走るバイクの音を聞いて、それで「ああ、これだ」っていう

HERUNEはレディースが主体。「女性用が少ない」との悩みを聞いたのがきっかけで、身長140センチの小柄なサイズも。デザインもおしゃれ。

さらに、まだ取り組み中の計画があるという。店の奥には、ガレージをイメージしたスペースが。

Up-Place・上場篤史代表:
ライダーさんのサイズにあった、カスタムオーダーのバイクウェアを作りたいっていう目標があるんです

バイクウェア作りの最終形態は、男性用も含めたセミオーダーへの対応。究極のウェアを作るための商談スペースにする計画。

何もなかった敷地から、手作業で作り上げたこだわりのバイクの駅。上場さんが描く夢は、さらに壮大だ。

Up-Place・上場篤史代表:
私の本心からいうと、久万高原町をバイクの街にしたい。カフェを作って、バイク屋さんも作りたいなと考えてますし、ここに来てバイクの趣味の方が一日中遊べるような、時間をつぶせるような場所にしていきたいなって。バイクのアミューズメントパークのような場所を作っていきたいなと思っています

「大人の秘密基地」のアイデアは、久万の山あいでまだまだ広がっている。その原動力は…

Up-Place・上場篤史代表:
人の笑顔ですかね、やっぱり。ライダーさんとかもそうですけど、周りの人の笑顔を見られたら、それが一番の原動力かなって

(テレビ愛媛)