3月17日に公表された全国の土地の価格で、福岡県の住宅地は『あの人気エリア』が、44年連続1位となった。

1平方メートルあたり149万円 県内トップ

水と緑に囲まれた福岡市中央区の大濠公園。周辺は福岡でも特に人気の高い住宅地だ。

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公示された地価は、大濠1丁目が福岡県内の住宅地で44年連続の1位になり、その価格は1平方メートルあたり149万円。前年からの地価上昇率も県内トップだ。

2026年5月に完成予定の『イノバス大濠公園』。地上10階建て、全25戸のファミリー向けマンションだが、その立地は「地下鉄唐人町駅まで徒歩8分、大濠公園まで10分、西公園まで5分で着く立地」(『オープンハウス・ディベロップメント』宇賀涼也さん)。完成前にも関わらず、既に残り3戸という人気ぶりだ。

物件は、約70平方メートルの3LDKが中心で、広々としたオープンキッチンやリビングに隣接した子ども部屋など、家族とのコミュニケーションを重視したつくりになっている。さらに浴室では、ミストサウナが使える。宇賀さんによると「大濠なので、単価に合わせてグレードも上げています」とのことだ。

まさに“大濠仕様”の物件。価格は、73平米の角部屋3LDKで8380万円から設定されている。宇賀さんは「(周辺の同じような物件と比較すると)1億円超えの物件も多い。それと比べると割安だと思う」と話す。

「(1億円超えの物件も多いなか)比べると割安」と話す宇賀涼也さん
「(1億円超えの物件も多いなか)比べると割安」と話す宇賀涼也さん

年々、需要が高まっている大濠エリア。開発できる土地は限られ、その希少性が価格を押し上げている。同じ条件でも2~3年後には億を超える可能性も?

宇賀さんは「全然、あり得ると思います。『大濠公園でないと嫌だ』という人もいる。そういう人は1億円でも2億円でも出す」と笑った。

最も高額な部屋が10億円で成約

土地取引の指標とされる2026年1月1日時点の土地の価格、公示地価。県内では918地点のうち764地点で価格が上がり、住宅地・商業地・工業地の全ての用途で12年連続で上昇した。

福岡市の住宅地の地価上昇率は7.0%と、前年の9.0%からはやや縮小したものの、全国の県庁所在地では東京23区に次ぐ2位だ。

地価高騰の理由について『旭鑑定補償』の納富久雄さんは「富裕層向けのマンションの需要が高い状況が継続している」と話す。

「富裕層向けのマンションの需要が高い」と話す納富久雄さん
「富裕層向けのマンションの需要が高い」と話す納富久雄さん

九州電力は、2025年11月、富裕層向けマンション事業への参入を発表し、第1号の物件は全室1億円以上とみられている。

九州電力の物件は全室1億円超え?
九州電力の物件は全室1億円超え?

またJR九州は、中央区赤坂に建設中のタワーマンションについて、最も高額な部屋が10億円で成約したと明らかにした。

JR九州のタワーマンションは最も高額な部屋が10億円で成約
JR九州のタワーマンションは最も高額な部屋が10億円で成約

納富さんによると「経営者層だったり、開業医だったりが、住むために買っているという感じだと思います」と話し、さらに最近は「将来的な値上がりを期待して購入する人が非常に多くなっている」のだという。

将来の資産形成を見据えた投資目的での購入も増えている人気エリアの高額物件。大濠エリアを始め、福岡市の土地の価格は、今後も暫く高止まりが続く見通しだ。

(テレビ西日本)

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