岡山県内の14の企業などが、簡単に移動できる小型のキャンピングトレーラーを共同開発した。
コロナ下でアウトドア人気が高まる中、注目を集めそう。

自分好みにカスタム…テレワークやシェルターにも

これがその新しいトレーラー、「マルチシェルトレーラー」。

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中はとても広々としていて、大人が数人くつろげるほどの広さがある。

キャンピングカーといっても、中には据え付けの家具などはない。
窓の位置や断熱材の有無なども、自分好みにカスタムできる。

このトレーラーは、岡山県内の異業種交流団体をきっかけに集まった14の企業などが出資する岡山市の会社「新製品開発研究所」が、それぞれの分野の知識や技術を生かし、共同開発したもの。

船などに使われるプラスチックの複合材を使うことで軽量化に成功し、気軽に扱えるのがセールスポイント。

そしてこのトレーラーは、普通自動車の免許でけん引できる。

また車輪部分との分離も可能で、倉庫やテレワーク用の部屋に使えるほか、災害時にはシェルターとしても活用できるなど、幅広い使い方ができる。

「世の中にない新しいものを…」開発者の思い

2月に千葉県で行われた展示会、「ジャパンキャンピングカーショー2022」にも出展した。
さっそく、県の内外から問い合わせが来ているという。

新製品開発研究所・守分巧社長:
自分の好みに合わせて使えるし、中が広々としていて、今までこんなものがなかったと非常に好評をいただいた

新製品開発研究所・守分巧社長:
これからみなさんの意見を聞きながら、用途を広げ、いろいろな要望に応えていきたい。みんなで考え、楽しみながら、こんなものがあったら良いなという、今まで世の中にない新しいものを今後どんどん作っていきたい

この会社では、ほかにも新製品の開発を進めていて、今後の展開が注目される。

(岡山放送)

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