長野県信濃町のスキー場で、10歳の男の子が「動く歩道」から転落し、スキーウェアが巻き込まれて一時意識不明となる事故が起きた。スキー場のスタッフによる迅速な対応で男の子は意識を取り戻し、搬送時には会話ができるまでに回復した。警察が詳しい状況を調べている。
「動く歩道」で10歳男の子が転倒
事故が起きたのは、長野県信濃町にある「タングラムスキーサーカス」。
2月3日午前9時45分頃、スキー場の従業員から「男の子が転倒し、首がベルトコンベヤーに挟まり意識がない」との通報が消防にあった。
消防とスキー場の説明によると、初心者用コースにある全長15メートルの「動く歩道」を利用していたアメリカ国籍の10歳の男の子が事故に遭った。

男の子は「動く歩道」から降りる際に後ろ向きに転倒し、スキーウエアのフードが巻き込まれて首が絞められる状態になったという。
スキー場スタッフの迅速な対応
事故直後、男の子は意識のない状態だったが、スキー場のパトロール隊員が即座に心肺蘇生を実施。その結果、男の子は意識を取り戻したという。

その後、ドクターヘリで病院に搬送されたが、搬送時には会話もできる状態まで回復したという。
警察は事故の詳しい状況について調べている。
(長野放送)