愛媛・松山の夜の街「二番町」をコロナ禍前のようにもっと盛り上げたい。そんな思いを込め、愛媛出身のシンガーソングライター・レーモンド松屋さんが人気ご当地ソングを熱唱した。
活気を再び…ミニライブを実施
八木貴士記者:
(新型コロナウイルスが)5類に移行して、少しづつにぎわいを取り戻してきた松山の繁華街・二番町。二番町といえばあの曲ですよね
歌手・五木ひろしさんが二番町の夜の街を舞台に男と女の恋模様を歌ったご当地ソング「夜明けのブルース」。日本レコード大賞・作曲賞も受賞した名曲で、みなさんも一度はメロディーを耳にしたことがあるのではないだろうか。
この記事の画像(10枚)長かったコロナ禍で飲食店の閉店が相次ぎ、以前ほどの活気が取り戻せない愛媛・松山の繁華街を再び盛り上げたい。そこに立ち上がったのが、シンガー・ソングライターのレーモンド松屋さんだ。
レーモンド松屋さん:
どうもお邪魔しますありがとうございます。みなさんの応援のために、おのおの店をお回りして、わたしの「夜明けのブルース」をぜひ生で聞いてもらおうと思って
愛媛・西条市出身のレーモンド松屋さん。「夜明けのブルース」を作詞・作曲した生みの親だ。松山市の二番町のスナックなどが入るビルのオーナーがかねてから親交のあるレーモンドさんに呼びかけ、急きょ、ミニライブが実現した。
三好ビル 伊藤剛吉オーナー:
食事をするところは、まあまあ入ってる。スナックなどのお店はどちらかというと2次会、3次会ということで、残念ながらまだお客さんが戻っていないのが実情。何とかコロナから二番町を取り戻せないかと協力してよとお願いをして、この運びになった
「夜明けのブルース」生歌に拍手喝采
常連客を前に披露したのはもちろん…。
レーモンド松屋さん:
本番行きます、オーケストラ。ワン・ツー・スリー・フォー。うまいこといった、初めて。よかった
常連客も本人の生歌に拍手喝采。レーモンド松屋さんはこの日、ビルに入っているスナックを次々と回った。
レーモンド松屋さん:
ここは松山。「くれない」の店。ありがとうございます
歌詞に訪れた店名を織り交ぜるなど、サービス精神いっぱいで店を盛り上げる。
お客さん:
コロナ前に戻ってたのはまだまだ6割ぐらいだと思うが、少しでもみなさんがこういう店に来られるような時代が来るように。こういう催しはすごくありがたい
お客さん:
(二番町に)まだまだ勢いがない。音楽を通じて人が集まるのが一番大事だと思う。本当に感激しました
ROOM IN くれない 酒井小鈴代表:
こんなコロナの時に何回(店を)やめようかと思った。本当に思ったんですけど、何とか頑張って。きょうも応援いただいて、このビル全部にレーモンドさんの歌を本当にありがたい
今後も「自分の歌で街を元気に」
2時間ほどかけて5軒を回った今回のミニコンサート。レーモンド松屋さんも手応えを感じていた。
レーモンド松屋さん:
せっかく「コロナ明け」という気持ちで、それなりの注意しながら元気を取り戻す必要がある。この「夜明けのブルース」を歌って元気を出していただきいたい
自分の歌で再び街を元気に。レーモンド松屋さんは今後も要望があれば、松山の夜の店でこうしたミニライブを企画していきたいと意気込んでいる。
(テレビ愛媛)