アメリカの大手紙ワシントン・ポストは7日、NIC(国家情報会議)が「大規模攻撃を行ったとしてもイランの体制転換は難しい」と分析する報告書をまとめていたと報じました。
NICは、アメリカ大統領のために、CIA(中央情報局)など18の情報機関が集めた世界情勢の情報を分析する諮問機関です。
ワシントン・ポストは、NICがアメリカとイスラエルが攻撃を行う約1週間前に、「大規模攻撃を行ったとしてもイランの体制転換は難しい」と分析する報告書をまとめていたと報じました。
報告書は、「アメリカが限定的または大規模な攻撃を行ったとしても、イランの指導部は最高指導者・ハメネイ師の殺害を見越して事前に定めた手順に従って体制を維持するだろう」と結論づけていたということです。
またワシントン・ポストは、関係者の話として、分断された反体制派が国を掌握する可能性は「低い」としています。
記事によりますと、NICはアメリカ軍がイランに地上部隊を派遣したり、イランのクルド人に武器を与えて反乱を扇動したりするといった他のシナリオを検討しなかったとみられるということです。
トランプ大統領は、イランの次期指導者選びに介入する考えを示していますが、ワシントン・ポストは、専門家の話として「イランでは依然として聖職者と軍部が権力を握っているため、トランプ大統領が(後継者選びの)行方を左右する力は限られている」と伝えています。