新潟・長岡市の山あい、栃尾地区は家々のひさしをつなげた雪除け“雁木(がんぎ)”で知られる豪雪地。この地の”あぶらげ”は江戸時代から伝わる名物。
この記事の画像(14枚)専用の生地と揚げ方で分厚く
毘沙門堂本舗の“あぶらげ”は重さ200g。一般的な油揚げと比べると、その大きさは歴然。
いったいなぜ、これほど大きな“あぶらげ”ができるのか?店主の星知弘さんに伺った。
毘沙門堂本舗 店主・星知弘さん:
“あぶらげ”の生地は普通の豆腐と違って、油揚げ用の生地で弾力がある
その秘密は、豆腐でできた生地と揚げ方にある。通常の木綿豆腐より空気を含ませた“あぶらげ”用の生地を高温と低温、2種類の油でじっくり火を通すと、栃尾の“あぶらげ”の完成。
飛田厚史アナウンサー:
大豆の味が力強く伝わってきます。そしてジューシー
この“あぶらげ”は多い日に1日1,200個売れるほどの人気ぶりで、取り寄せることもできる。
飛田厚史アナウンサー:
そして、栃尾の名物は今や“あぶらげ”だけじゃないんですよね?
毘沙門堂本舗 店主・星知弘さん:
はい、そうです
現れたのは栃尾地区で生まれ、今や県内に人気が広がっているご当地ヒーロー「トチオンガーセブン」。実は、特撮を愛する“あぶらげ”職人の星さんが扮するヒーロー。
トチオンガーセブン:
愛と正義の命じるままに。おれは炎の天狐・トチオンガーセブン!
トチオンガーセブンが教えるアレンジレシピ
そんな“あぶらげ”職人兼ヒーローのトチオンガーセブンにこんなお願いを…
飛田厚史アナウンサー:
トチオンガー、アレンジレシピが知りたいよ
トチオンガーセブン:
よし!そんなときは、あぶらげピザだ!
トチオンガーセブンが子ども向けにおススメするのが「あぶらげピザ」。
レシピ:
【1】“あぶらげ”を開く
【2】ピザソースやケチャップを塗る
【3】チーズをのせる
【4】タマネギやピーマンなどお好みでトッピング
【5】焼き目が付くまでトースターで焼いて完成
飛田厚史アナウンサー:
豊かな“あぶらげ”の豆の風味がチーズ・野菜、そしてソースともしっかり合っています
一方で、大人向けのアレンジメニューも。
トチオンガーセブン:
あぶらげチーズフォンデュ!
市販のフォンデュ用のチーズをレンジで温め、“あぶらげ”を絡めるだけ。
飛田厚史アナウンサー:
ふわふわの“あぶらげ”の中にチーズがしっかりと染みて濃厚な味わいが楽しめます
地元では納豆やキムチを挟んで食べるのが一般的な食べ方だが、アイデア次第でその楽しみ方の幅は広がる。
トチオンガーセブン:
栃尾の“あぶらげ”あったかメニューでおうち時間を楽しく過ごしてね!
熱い男が作る分厚い“あぶらげ”で心も体も温かくしてみてはいかが?
(NST新潟総合テレビ)