2021年の秋祭りも、コロナ禍で各地で縮小・中止が相次いでいる。
しかし、変わらないのは祭りへの愛。松山秋祭り最終日、夜空を彩ったサプライズ花火。

祭りの規模縮小の中で…サプライズ花火

10月7日の松山秋祭り最終日の午後8時半ごろ。夜空に突如咲いたのは、サプライズの打ち上げ花火。

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花火を見た子ども:
めっちゃ、きれいです

今出大神輿・花火を提案した中矢悟朗さん:
祭り団体があげるサプライズ花火です

西垣生地区の今出大神輿の団体。提案したのは、かき手の中矢悟朗さん。このみこしの団体として初めての試みだった。
今出大神輿は、コロナ禍で中止された祭礼を2年ぶりに再開。このみこしの運行は、例年なら地区の住宅などを回って派手に騒ぎ、宮入りでクライマックスに。

しかし、今回は規模の縮小で、ひっそりと3つの神社を巡っただけ。やっぱり祭りを華やかにしたい。そこで思いついたのが打ち上げ花火だった。

夕日が沈むころ、今出港の防波堤では打ち上げ花火の準備が整っていた。

花火業者:
これが4号玉です

中矢さんは業者と打ち合わせ。何とか打ち上げの時間までに間に合った。

今出大神輿・中矢悟朗さん:
僕らが何で10月7日にこだわるかと言ったら、僕らはそこに命をかけてるので。子どもらが喜んでくれたらね。それが僕らの一番の今回の花火の目的なので

そして、午後8時半に花火は一斉に夜空へ。
本来の宮入りの時刻。浜辺には噂を聞きつけて集まった子どもたちも、光の大輪の花に釘付け。

多くの“思い”が込められた2分間

打ち上げ花火は75発、時間にして2分ほどのわずかの間だったが、終わると辺りは拍手に包まれた。

花火を見た親子:
めっちゃきれいだった。久しぶりに見れて楽しかった

花火を見た親子:
やっぱりみんなが楽しめる。そういう場とか地域でみんなで盛り上げれるようなサプライズはすごいいいなと思いました

今出大神輿・中矢悟朗さん:
すごい大勢の方が見物に来ていただいて、本当にありがたいです。僕らはやっぱり祭り人なので、来年こそは祭り、おみこしを今の時間は担いでいたいです

松山秋祭りの最終日。夜空には「祭り人としての誇り」「子どもたちへの思い」「来年の祭りへの期待」が輝いていた。

(テレビ愛媛)