チームのポストシーズン進出はならなかったMLBエンゼルスの大谷翔平選手が、レギュラーシーズン最終戦を前に、リアル二刀流にホームラン王争いと、世界が注目した1年を自身で振り返った。

Q. 今シーズン、ゆっくり振り返る時間はあった?

ゆっくり振り返る時間なかったですね、出続けてはいたので、まあ、毎試合毎試合ベストな状態で試合に出たいなと。 

Q. 二刀流で期待通りの活躍はできた? 

期待通りだったかどうかは、ファンの人であったりとか、監督・コーチが決めるのかなと思うんですけど、1年間まず、大きなけがなく、出続らけれてよかったですし。

逆に言えば、もっと早い段階でこういう形を作らなきゃいけなかったので、けがとかもありますし、そういう意味では、1年けがなくできて、よかったと思っています。

Q. 今シーズン振り返って、疲労がたまった時期はあった? 

あんまりそういうふうに感じる時期はなかったかなと。同じような感じで、ずっと出てはいたので、リズム同じで、ずっと来られたかなと思います。

Q. なんで4年目でこのような活躍ができた? 

もちろん、手術もして、リハビリもいろんな人に助けてもらってやれたっていうのは、すごく大きなことでしたし、環境が変化する中で、けがをするっていうのは、左右できないことではありますけど、ことしは特に、大きい離脱をしないよう、リカバリーの方をメインにシフトして、通してやってきたかなって思います。

Q. オフで新たな試み・トレーニングを取り入れる? 

基本的な流れは一緒だと思いますけど、トレーニング自体も、もっとハードなものにしたいなと思いますし、まだまだ上に行けると思っているので、ことし以上のパフォーマンスが出せるような、そういうオフシーズンにしたいなと思っています。

Q. なんで、きょうの登板を回避した?

いろんな人と話して、もちろんポストシーズンかかってたりとか、その先のシーズンがある中で、もちろん投げなきゃいけない試合、たくさんあると思いますけど、その中で、監督もそうですし、フロントの人もそうですし、いろんな人と話して、それがベストではないかなという判断でした。

Q. オフの直近の予定は? 

数週間ぐらい、こっちでやることやって帰ります。 

Q. 来年の起用について、何か思うことはある?

基本的には任せてはいるので、まあどうなるか、ちょっと今の段階ではまだわからないですし、そういう間隔を短くしたりとかっていうのは、基本的にはわかってはいるので、自分が安定した成績が出せれば、いろんな起用法が広がっていくのかなって思います。 

Q. 契約延長の話をエンゼルス側がしてきたらどうする?

もちろんこの4年間、一番近くで支えてもらったっていうのは、オープンな気持ちで、もちろん話すと思いますし、別の契約の話がある、ないにかかわらず、まずは来年勝てるように、個人としても、そういったオフシーズン過ごしたいなと思っています。

Q. 来年に向けて改善できるポイントは?

特にピッチングの方は、やっぱりことし、1年ちょっと探り探りの部分が多かったので、特に前半戦も復帰して、何試合かは、やっぱり探っている部分の方が強かったので、もっと自信を持って投げられるように、1年間通して、自分のパフォーマンスができるようにやっていけば、よりよいシーズンになるかなと思っています。

Q. エンゼルスの補強などどのくらい注目している? それによって契約延長の可能性もある? 

基本的には、今いるメンバーが、まずけがをせずに、自分も含めて1年間やるっていうのが大前提ですし、そのためのオフシーズンを過ごしたいなと思っています、その中で、いろんな補強があると思うんですけど、楽しみというか、来年1年、どういう選手とまたできるのかなというのも、すごく楽しみにしてます。 

Q. けがなく過ごせた?

もちろん慣れの部分もあると思いますし、それは3年間やってきて、どういうふうに1年間やればいいのかなっていうのをまず知れたっていうのは、すごく大きかったなと思います。 

Q. 肉体的に毎試合出続けることは、これからも可能でしょうか? 

そうですね。やったことがないので、確信めいたものはもちろんない。それはもう、みんな同じだと思うので、野手もピッチャーも、どのぐらいあと続けられるのかなって予想でしかないですけど、1年1年長くできるように、みんな必死にトレーニングしたりとか、ケアしたりとか。それはもう、ほかの選手と変わらないかなと思ってます。 

Q. ホームラン争いを経験して得たものは?

単純に貴重な経験をさせてもらってるなという印象かなと思います。そういうふうに、いろんな選手から刺激をもらって、1年間いいシーズンを過ごせたっていうのは、選手としていい経験になったなと思ってます。 

Q. MVPへの意識は?

率直に感じているのは、もう最後まで、いいパフォーマンスをして終わるっていうところなので、まあそうすれば、自ずと見えてくるものはあるかなと思ってます。 

Q. 1年間やる中で、メンタル的にしんどかったところなどは?

後半戦はやっぱり、なかなかチームとしても上がってこなかったですし、先の見えない試合が多かったので、そういう意味では、後半戦は、なかなかきつかったかなと思います。 

Q. 去年あった体重の増減の変化は? 

そうですね。1年間だいたい同じような感じで。多少やっぱりトレーニングの頻度とか下がってしまうので、体組成なんか変わってしまいますけど、それなりには維持できたかなと思います。 

Q. 10勝目前にして登板を回避する時、何を考えた?

何を一番、まあ何が一番、投げる投げない、どっちが一番いいか、自分にとって、チームにとってもそうですけど、いいのかなっていうところですね。まあトータルで考えて、みんな投げない方がいいっていう選択の方がいいんじゃないかっていう結果になったという感じかなと思います。 

Q. プロ9年間で最も密度が濃いシーズンへの満足感は?

そうですね。より多くの試合に出られたっていうのは、まあ単純に楽しかったですし、まあそれだけ試合に貢献できる頻度が高いということは、選手としてもやりがいがあることじゃないかなと思うので、すごく楽しい1年だったかなと思います。 

Q. ホームラン争いの中、きょうの試合に挑む心持ちは? 

心持ちですか。まあ変わらず、1打席1打席自分の打席をしたいなと、最後までしたいなと思ってます。 

Q. ピッチングで、ヤンキース戦がターニングポイントと言っていたが?

やっぱり打たれないと、変えようと思わないというか、感覚が悪くても抑えてしまってる状態だと、変えづらかったりするので、そういう意味では変えるきっかけになったり、この間のアストロズ戦もそうですけど、そういうきっかけになる試合かなと思います。 

Q. 登板日前後の休養はなかった影響は?

そんなになかったですね。あんまり実感は。負担にはもちろんなってないですし、試合に出続ける中で、ほかのトレーニングだったり、ほかの練習の内容、そういうところで調整してって感じなので、あんまりなかったかな。1年間通して、投げた翌日だから、前日だからっていうのは、なかったかなと思います。 

Q. 大谷さんの礼儀正しいところが話題とかどう感じる?

特にないです。ベンチの中とか危なかったりするので、やっぱり階段で転んだりする人もいますし、こういう小さい、つまらないけがといいますか、そういうはやっぱり自分もそうですけど、周りにはしてほしくないなと。

報道スポーツ部
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