繊維製品品質管理士、クリーニング師、災害備蓄管理士の資格を持ち、全国各地で災害から命を守る「服の備え」に関する講演活動をしてきた須田雅太郎さん。

1・2回と、服の備えやコツについて解説してもらいました。3回目は、勤務先や移動中に携行するかばんなど、自宅以外の場所に分散して備蓄しておくべきものを解説してもらいます。

第1回▶『避難所に行く際に必要な「服の備えチェックリスト」。 過酷な避難生活で低 体温症を防ぎ衛生状態を保つためのポイント
第2回▶『旅行にも応用可!避難用衣類のパッキング術。コンパクトに下着を隠せるたたみ方とA4サイズに圧縮するテクニック

在宅時に被災するとは限らない

災害から命を守る衣類を準備しても、自宅から避難所に行くときには役立ちますが、それだけでは不十分です。

皆さんの1日を振り返ってみてください。自宅にいるのは何時間ぐらいあるでしょうか。多くの方は、会社や学校で過ごす時間、それに伴って通勤・通学の時間があると思います。

家にいる時間は思いのほか短い(イメージ)
家にいる時間は思いのほか短い(イメージ)
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どんなにしっかりした備えがあっても、自宅にいるときに災害が起こるとは限りません。

自宅以外で災害に遭ったときのために、「自宅」「勤務先・学校」「移動中」をイメージして分散備蓄をしておきましょう。

まずは、自宅や勤務先・学校、そして通勤・通学の経路のハザードマップを確認して、どんなリスクがあるか確認しましょう。

勤務先や学校での備え

次に、勤務先や学校で災害に遭ったときのことを考えましょう。

無理に自宅に帰ろうとしたり、避難所に行くよりも勤務先や学校に留まる方が安全なケースもあります。建物の高さや強度が十分であれば、被害が収まるまで、そこで過ごすことを検討しましょう。