地震など災害に遭遇したとき、ガスはどうなるのか。
乾燥している時期は1年で最も火災の多い季節だ。今回は東京ガスの本社で、地震が起きた際に自動で止まる仕組みと家庭での対応を教えてもらった。
自宅までガスはどう届く?
寒い時期、温かい湯船につかったり、ガスコンロで温かい食事を作ったり、ストーブや床暖房を使ったりするとガスを使う頻度や量が増える。
2013年に発表された首都直下地震の被害想定で「火災による死者」は、想定される死者数全体の7割(死者数・最大約2万3000人(冬・夕方))を占めている。
そもそも、東京ガスグループの場合、都市ガスはどのように自宅まで届けられているのか。
まず、輸入され製造所でガスが作られる。この時点では圧力が高く、そのままでは家庭で使用できないため、圧力を高圧→中圧→低圧と調整をしてガスを送る。
その際に使用しているのが「ガバナ」と呼ばれる「圧力調整器」。そこで減圧され、自宅へ送られる。このガバナは首都圏(東京ガスネットワーク)に約4000カ所設置されている。
震度5程度以上で自動停止
もし自宅で地震が起きたら、どうなるのか。
自宅にあるガスメーターの感震機能が、震度5程度以上の場合、家の中にガスが入らないように自動でストップ。ガスの供給が停止していると、上部のランプが赤く点滅している。
この感震機能は都市ガスの場合、設置が義務づけられているため、すべてのメーターについている。
ガスが自動でストップしても、基本的には自宅で復旧可能だ。
復旧作業の方法がわからずに、ガス会社へ問い合わせをすると、混乱を招いてしまう恐れがあるため、復旧方法を知っておこう。
