農業用タンクに除草剤を入れ大量のアスパラガスを枯らせた犯人は、かつて一緒に野菜を育てていた同業の男だった。被害者の男性は捨てられていた除草剤の容器を見て「全身震えた。恐怖で」とショックを隠せない。

基準値の3倍 タンクから除草剤検出

今年6月中旬、佐賀市の農業用ハウスで栽培されていたアスパラガスが大量に枯れる被害が発生。農業用ハウスのタンクに除草剤を入れたとして農業を営む40代の男が偽計業務妨害の疑いで逮捕された。

除草剤で枯れた大量のアスパラガス
除草剤で枯れた大量のアスパラガス
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農業用タンクの中には肥料などが入っていて、被害を受けた男性は除草剤が混ざっていることに気づかず農地に溶液を散布していた。

その後アスパラガスが枯れていることを不審に思い検査機関に調査を依頼。溶液からは基準値の3倍の除草剤が検出されたという。

犯人はかつて一緒に栽培していた男

容疑者の男は、警察の調べに対し「タンクの中に除草剤を入れたことは間違いありません」と容疑を認めている。

除草剤が入れられていた農業用タンク
除草剤が入れられていた農業用タンク

この男は同じエリアの別の農地でアスパラガスを栽培していて、かつて被害者の男性と同じ農地で野菜を栽培していたという。

被害を受けた男性:
3、4年くらい前からけんか別れみたいな感じになって、自分がここのアスパラだけをやる状況。彼(容疑者の男)にはここでの利益がもちろん出ない。自分が労働力にもならない。だから邪魔だったのかなと思います。同じ一枚の土地でやっているので

除草剤の容器「全身震えた。恐怖で」

「農作業中の様子をうかがいながら、ばれないように農業用タンクに除草剤を入れていた」と被害を受けた男性は話す。

タンクの近くには、除草剤の容器が捨てられていたという。それを見た被害者の男性は「全身震えました。恐怖で」と話し、ショックを隠せないようすだ。

捨てられていた除草剤の容器
捨てられていた除草剤の容器

被害を受けた男性:
本当に悪質で卑劣で、全国の農業従事者に恐怖を与えるような事案と思う

被害者の男性は去年も同様の被害を受け、売り上げが例年の半分ほどに落ち込んだという。収穫の最盛期を迎えるこの時期に出荷が激減し男性は落胆している。

被害を受けた男性:
ハウスを移設したいと思っている。ただ、費用が数千万円かかる。その資金はないので、とりあえず今はここで原状回復に努めるしかない

サガテレビ
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