そのためには、勤務先や学校に災害備蓄品がどの程度あるか把握しておくことも大切です。水や食料、簡易トイレ、毛布などが十分備えられていれば、個人で用意するものは着替えや靴になります。

勤務先・学校での避難が長期化することを想定して、衛生状態の維持の観点から下着一式は個人で備えておいた方がいいでしょう。

また、道路の寸断や公共交通機関の運転見合わせにより、自宅まで徒歩で帰らなければならないケースも考えると、履き慣れた歩きやすい靴、動きやすい服を会社に置いておくことをお勧めします。

会社には履き慣れた靴を備えておくと安心(イメージ)
会社には履き慣れた靴を備えておくと安心(イメージ)

特にスーツを着て、革靴やハイヒールを履いてお仕事をされている方は、自宅までの距離を考えた備えが必要です。

日常的に車で移動される方は、自宅にあるのと同じものを入れた非常持出し袋を入れておくとよいでしょう。

移動中の備え(いつでも持っておくべきもの)

自宅と勤務先・学校への経路、買い物、旅行など、公共交通機関を使ったり、車で出かけたり、自宅にいないケースは様々です。

いつも持ち歩くバッグの中に必ず入れて持ち歩いていただきたいものがこちらです。

・携帯トイレ
・セルロースクロス(吸水スポンジ)
・レジ袋(大き目 2枚)
・90リットルのポリ袋 2枚(上下別のレインウェアでも可)
・細めの養生テープやマスキングテープ
・太い輪ゴム
・アルミブランケット
・折り畳みハサミ
・使い捨て携帯カイロ、使い捨て携帯冷却材

いつもバッグに入れておくべきもの(特集班撮影)
いつもバッグに入れておくべきもの(特集班撮影)

これらは服が濡れた際に低体温症になるのを防ぐために必要な道具です。小型サイズのファスナー付き保存袋に入れて、バッグの中にいつでも入れておいてください。

ファスナー付き保存袋に入れるとコンパクトに収納できる(特集班撮影)
ファスナー付き保存袋に入れるとコンパクトに収納できる(特集班撮影)

・水
・カロリーの高い携帯食(お菓子など)

こちらは日常の水分補給やおやつとして考え、非常時にも役立ててください(フェイズフリーといいます)。

いつも持ち歩くということは、家にいるときでも、会社や学校にいるときでも、移動中であっても必ずご自身の近くにある備えということになります。最小限の備えで災害から命を守るために必要なものをいつでも持ち歩いて下さい。

この備えは、津波を伴う地震や豪雨による被害など、身体や服が濡れてしまったときを想定しています。