暑い季節になると、無性に恋しくなる「梅干し」。
料理家・発酵研究家の真藤舞衣子さんは、毎年欠かさず梅干しや梅エキスを仕込み、日々の料理に活用しています。
食欲増進や疲労回復が期待できる真藤さんの梅干しコラムとレシピを、『別冊天然生活 真藤舞衣子さん 梅仕事と四季の保存食』(扶桑社)から一部抜粋・再編集して紹介します。
梅干しは「万能」食材
「梅はその日の難逃れ」ということわざがあります。
朝に梅干しを食べれば、その日に起こる災難から逃れられるという意味なのですが、たしかに梅干しには、ありとあらゆる体の不調という災難を解消してくれる、万能食材だと思います。
そのままいただくのはもちろんのこと、ふだんの料理にも梅酢や梅干しを使うと、梅の力を毎日手軽にいただきやすいですよね。また、梅酢は酢の代わりに使って、あえものやマリネに。梅しょうゆはポン酢代わりにと、調味料として、どんどん使っていただけたらと思います。
さて、万能食材である梅の効果はというと、梅に含まれるクエン酸には、疲れのもととなる乳酸を分解して疲労回復を促したり、新陳代謝を助けたりする働きがあります。
