サッカー日本代表の三笘薫選手が東京・板橋区で自転車との接触事故を起こしていたことが分かった。事故現場は歩行者と車の信号が別に制御される「歩車分離式信号」の交差点で、三笘選手は歩行者信号を見て進入したと説明している。女性1人が軽傷を負い、事故を受けて所属事務所は謝罪のコメントを発表した。
サッカーの三笘薫選手(29)が交差点で事故
イングランド・プレミアリーグで活躍するサッカーの三笘薫選手(29)が自動車事故を起こした。

現場を取材すると「歩車分離式信号」が設置されている交差点ならではの注意点が見えた。
事故は8日午前、東京・板橋区にある歩車分離式信号の交差点で発生した。

車を運転していた三笘選手は、歩行者側の信号が青になったタイミングで、車側の信号が赤であるにもかかわらず交差点に進入した。
同じく赤信号で進入してきた自転車と衝突したという。
自転車に乗っていた48歳の女性は病院に運ばれたが、軽傷だった。

捜査関係者によると、三笘選手はリハビリのためにトレーニングセンターへ向かう途中だった。
事故現場は「歩車分離式」
事故当時の状況について三笘選手は「歩行者信号の青を勘違いして交差点に進入した」と説明している。
勘違いした理由として考えられるのが、現場に設置された信号機が「歩車分離式」であったことだ。

一般的な信号機では、歩行者側の信号が青になると、同じ方向へ進む車側の信号も青になる。

しかし、事故現場の歩車分離式信号では、歩行者側の信号が青になっても、車側はすべて赤信号のままなのだ。

警察庁によると、2002年に全国100カ所の交差点で行った実証実験で、「歩車分離式」信号を設置した交差点では人身事故が約4割減少し、人と車の事故は約7割減少したという。

一方で、JAF(日本自動車連盟)は、歩車分離式信号において一般的な信号機と勘違いし、車や歩行者がうっかり進入してしまうケースがあるとして注意を呼びかけている。
利用者も戸惑う「分かりづらさ」
また、「歩車分離式」信号が設置されている多くの交差点には「歩車分離式」と認識できるような標識板や看板が設置されている。

しかし、「標示板」の設置は道路交通法で義務づけられていないため、今回の事故現場にも設置されていなかった。
交差点を利用する人々からは「わかりにくいです。どっちも(歩行者側も車側も)わかりづらいと思う。なんでここがこんなふうになっているんだろうと」「たまに車で使うが、歩行者信号を見ていたら、つい進んでしまいそうになる時はある」などといった戸惑いの声が聞かれた。

事故を受け、三笘選手の所属事務所は「本人も今回の事故を重く受け止め、被害に遭われた方へのお見舞いとお詫びの気持ちを持って対応しております」などとコメントしている。
(「イット!」7月9日放送より)

