あなたは「○○しなければならない」という気持ちが強いほうだろうか。女性向けキャリアスクール「シーライクス(SHElikes)」を運営する起業家の福田恵里さんは、そうした無意識の思い込みに気づかないままとらわれていると、自分の可能性を狭めてしまう恐れがあると言う。
福田さんの著書『「私なんか」を「私だから」に変える本 ─ 一生ものの自信のつくり方 ─』(日経BP)から、そうした固定観念に気づくコツを一部抜粋・再編集して紹介します。
気づかずに自分を縛る「呪い」
この本では3つのSHE用語を紹介する。
これは、私たちが大事にしたい価値を私たちの世界観の中で共有するための共通言語で、会社の歴史をつくったみんなで考えてきたものだ。
1つ目が「呪い」。少し物騒に感じるかもしれないが、私たちの言う呪いとは、心の囚われ、つまり無意識に信じ込んでいる固定観念のことを指す。
例えば、「いい人でいなければならない」「ポジティブでいなければならない」「優秀でなければならない」といったもの。
呪いは、これまで自分が社会の中で生きていくために身につけてきた生存戦略であり、その根底には「愛されたい」という気持ちがある。
呪いを持っていること自体は、何も悪いことではない。
人は、愛されないと生きていけないからだ。だからこそ、「〇〇でなければ、愛されない」といった縛りを、誰もが自分の中につくっている。
ただ、自分の呪いに気づかないままでいると、いつの間にか自分を縛り、可能性を狭めてしまうことがある。大切なのは、「呪いをなくすこと」ではなく、「呪いに気づいて、受け入れて、行動を選ぶこと」だ。
「呪い」を解除するステップ
呪いに囚われているときは、次の4つのステップで、自分との距離を取り戻していく。『よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)明日からつかえるACT入門』(星和書店)をもとに、私たち流にアレンジしたステップだ。

