“野菜ソムリエ上級プロ”で“果物ソムリエ”の堀基子さんが、旬の野菜と果物のおいしさを引き出す技を紹介する本連載。今回は、子どもも大好きな夏の味覚「とうもろこし」。甘さを引き出すゆで方やおいしい「とうもろこしご飯」のレシピを紹介します。

文・写真=堀基子

実は多彩!フルーツ並みの甘さの品種も

トマト、きゅうり、なす、ピーマン…数ある夏野菜の中でも、大人にも子どもにも大人気といえば、とうもろこし。あの甘さと食感は唯一無二の美味しさだと思います。野菜としておなじみの甘いとうもろこしはスイートコーンと呼ばれ、様々な品種があります。

黄色なら「ゴールドラッシュ」「サニーショコラ」「味来」「恵味」「きみひめ」「おおもの」など。

白なら「ピュアホワイト」「ロイシーコーン」「クリスピーホワイト」「雪の妖精」など。

黄色3:白1の比率で混じる「バイカラー」のとうもろこし
黄色3:白1の比率で混じる「バイカラー」のとうもろこし
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黄色と白の粒が3対1の比率で混じるバイカラーでは「ドルチェドリーム」「甘々娘(かんかんむすめ)」といった品種が近年、特に人気を集めていて、中には糖度が約20度とフルーツ並みの甘さのものもあります。

また、赤紫色の紫とうもろこしを見かけることがありますが、その多くは「大和ルージュ」という品種のスイートコーンです。

餅のような粘りがある「もちとうもろこし」
餅のような粘りがある「もちとうもろこし」

たまに紫色の「もちとうもろこし」を見かけることがありますが、これはスイートコーンではなく、餅のような粘りがあって、甘みがほとんどない、雑穀のような味わいです。また、若採りしたスイートコーンを芯やひげごと食べる「ベビーコーン」こと「ヤングコーン」も、特有の風味と食感で人気です。

選び方のコツは「ひげ」に注目

甘さを満喫する最大のコツは、鮮度がいいものを選び、できるだけ早く調理すること!とうもろこしは収穫後、時間が経つほど甘みが減っていくからです。