1万5000個のランタンが冬の長崎の街を彩る「長崎ランタンフェスティバル」。初登場の御朱印や吉祥ろうそく、限定スイーツや隠れた名所など、ランフェスの楽しみ方を紹介する。
初登場!「切り絵御朱印」
「長崎ランタンフェスティバル」は、中国の旧正月「春節」を祝うイベントだ。
中心部から少し離れた長崎市大浦町の「長崎孔子廟」。1893年、長崎の華僑などによって建立され、中国の春秋時代の思想家で学問の神様として知られる「孔子」がまつられている。
ランタンフェスティバルに合わせて長崎孔子廟に初登場したのは「切り絵御朱印」だ。干支の「うま」と縁起物の龍が繊細な切り絵で表現されていて、金色の台紙も豪華だ。
台紙を外すと違った表情が。空にかざすと、ランタンの光のように絵が浮かび上がる。ランタンフェスティバル期間のみ、1日200枚の限定販売だ。
3種のろうそくに願いを込めて
「光の祈願~吉祥ろうそく~」も、長崎孔子廟で新しく始まったイベントだ。
赤いろうそくは中国では縁起物で、願い事やお祝いの際に灯される。通常の赤いろうそくに加えて、ランタンフェスティバルの期間中は文字入りの特別なろうそくをお供えすることができる。
幸福、商売繁盛、金運アップの願いが込められた文字が記されている3種類の「吉祥ろうそく(700円)」。願い事を選んで、孔子廟にまつられている中国の春秋時代の思想家・孔子像前にお供えしよう。
漢服体験で気分は皇帝
長崎孔子廟では中国衣装・漢服を着用できる「漢服体験」を行っている。
大人用から子供用まで約50種類ある。色とりどりの衣装の中から自分好みの衣装を選んでみよう。
記者が体験したのは、中国の皇帝をイメージした衣装だ。皇帝気分でランタンの下を悠々と歩いてみてはいかがだろうか。
人気の「変面ショー」も、ランタンフェスティバルの期間中はほぼ毎日、1日最大2回開催されている。長崎孔子廟の開館時間は、午後6時までとなっている。
ランタンをイメージした和スイーツ
ランタン散策には「グルメ」は欠かせない。
2026年に初出店したのが、長崎市の婦人服小売店が展開する「& Zenzai(アンドぜんざい)」。中でも注目を集めているのが…。
「たま麩ぜんざい」。北海道産のあずきを使ったぜんざいの上に、空に浮かぶスカイランタンをイメージした大きなお椀いっぱいの麩が乗っている。麩は餅より弾力があり、しっとりしていて、ぜんざいとの相性も抜群だ。体も温まる一品となっている。
「手持ちランタン」で彩る散策
湊公園や中央公園会場では、公式「手持ちランタン」を購入できる。
2025年から販売されているが、2026年は赤に加えて黄色と桃色の2色が追加された。これまでに7000個以上売れている人気アイテムだ。
ZENRIN尾内優里さんは「赤はとても人気で今完売している。桃色と黄色は継続して販売しているので、持って歩いてランフェス会場を楽しんでほしい」と話す。(2月16日時点ですでに完売)
県外からの観光客は「長崎に来たなと感じる。持っていると気分が上がる。写真も映えた」と満足そうだ。
スタンプラリーで「特製の鈴」をゲット
観光型まち歩きアプリ「STLOCAL」を利用した「スタンプラリー」も実施されている。
指定された会場11カ所をまわってアプリを開くと、スタンプが貯まる仕組みだ。
5カ所以上まわると、ランタン型の小さな鈴をもらうことができる。
10年ぶりにランタンが灯った「崇福寺」
にぎやかなランタンフェスティバルも魅力的だが、静かな場所で楽しめるスポットもある。
1629年、唐僧超然により建立された「唐寺・崇福寺」だ。
10年以上ランタンを飾っていなかったが、2026年は黄色のランタンや干支の「うま」の装飾が登場した。
中国盆などで使ったり寄付されたランタンを、地域の人たちが一緒に飾りつけた。崇福寺ではランタンフェスティバルが終わった後も、3月3日までランタンを楽しめる。
21日(土)は皇帝パレード
21日(土)は「皇帝パレード」が行われる。
「皇帝パレード」は、中国の清朝時代の正月に皇帝・皇后が揃って町中に出かけ、新しい年を祝う様子をイメージしたものだ。
21日の「皇帝パレード」の皇帝役は、長崎出身の俳優の前原瑞樹さん。皇后役は、俳優でリポーターの安部ナナミさんが務める。
新地中華街会場や中央公園会場では毎日午後5時以降、二胡の演奏や龍踊りなど中国色豊かなイベントが行われる。まちなかのランタンは午後10時まで点灯。長崎ランタンフェスティバルは2月23日(月・祝)までの開催だ。
(テレビ長崎)
