日中関係の影響が懸念される中、長崎ランタンフェスティバルが2026年も開催されることが発表された。2年ぶりにメインオブジェが新調され、ふるさと納税基金を活用して製作される予定だ。
18日間の日程で冬の長崎を彩る
「2026長崎ランタンフェスティバル」は2月6日(金)から23日(月・祝)までの18日間だ。
例年通り、約1万5000個のランタンが用意され、長崎市の冬の街を彩る。
これまで中国の旧正月に合わせて開催時期を決めていたが、天候の影響などを考慮し、2026年以降は2月に固定することになった。
2年ぶりにメインオブジェ新調
湊公園に設置されるメインオブジェは2年ぶりの新作だ。
干支の午と昇り龍を掛け合わせた高さ11mの「龍馬精神(ロンマー・ジンシェン)」が登場し、訪れる人たちに健康や活力をもたらすという。
メインオブジェをはじめとする約1000個分のランタンの製作費は、市のふるさと納税基金から1700万円が充てられる。
「皇帝役」前原瑞樹さん
恒例の皇帝パレードは、中国の清朝時代の正月に、皇帝・皇后が揃って町中に出かけ、民衆と一緒に新しい年を祝う様子をイメージして創作したパレードだ。
2月21日(土)は、皇帝役に長崎県出身の俳優・前原瑞樹さんの出演が決定している。
実行委員会の張仁春企画幹事長は「日中関係については懸念がある」としながらも、「長崎ランタンフェスティバルは新地中華街が独自にはじめたまちのお祭りで、日中関係が大きな障害になるとは考えていない」と話す。
長崎市では、過去2番目の人出だった2018年を上回る110万人の集客を目標としている。
(テレビ長崎)
