“ハーフクッション”というのは、裾が靴の履き口部分に少しだけ当たってたわみが出ないくらいの長さのこと。

裾にたわみが出ない“ハーフクッション”(特集班撮影)
裾にたわみが出ない“ハーフクッション”(特集班撮影)

“ワンクッション”は、裾が靴の甲に当たって折り目が一つできるくらいの長さのことです。

わずかに裾に折り目がつく“ワンクッション”(特集班撮影)
わずかに裾に折り目がつく“ワンクッション”(特集班撮影)

どちらもパンツの裾を上げる際のもっとも標準的な長さで、特別におしゃれには見えませんがダサく見える心配もありません。

パンツの裾幅や靴のボリューム感に左右されず、足回りをすっきり見せられるので“普通”に見せるには最適な長さといえます。

“ダルダル裾”との違いはほんの数cmですが、その差は思った以上に大きいもの。

お直し屋さんなどに依頼すれば、大体1000円ちょっとで裾上げしてもらえます。

“ダサい”と“普通”のボーダーラインだと思って、ぜひ投資していただきたいです。

ロールアップは2巻きまで

ただし、なかには裾上げする予算や手間すら省きたいというママさんもいるでしょう(笑)。

そんな場合は「ロールアップ」してあげるのも効果的です。ただ、ひとつ注意点が。

3回以上巻き上げてしまうと裾に厚みが出て、まるで浮き輪をつけているように見えてしまう危険があるのです。

裾を3回以上巻くと厚みが出て“浮き輪”状態に(特集班撮影)
裾を3回以上巻くと厚みが出て“浮き輪”状態に(特集班撮影)

ロールアップする際は、3.5cmくらいの幅で1回か2回巻くのがバランスよく見せるコツ。

正しくロールアップすれば足元がすっきり見せられる(特集班撮影)
正しくロールアップすれば足元がすっきり見せられる(特集班撮影)

裏を返せば、2回巻いても裾が長すぎてダルダルになってしまうようなら、潔く裾上げしたほうがいいということです。

「おしゃれは足元から」という格言がありますが、これは靴選びに気をつけようという意味だけではありません。

裾回りの印象は、想像以上に全身の雰囲気に影響を与えます。

パパさんの服装がダサいと感じる方は、パンツの裾の長さをテコ入れすれば“普通”に一歩近づくはずです!

 吉村祥吾(よしむら・しょうご)
2015年から雑誌、広告、カタログ、タレントのスタイリングと幅広く活躍する人気スタイリスト。とくにメンズファッションに精通し、トレンドに流されず長い期間使える服選びや、誰でもまねしやすい着こなし方を提案している。

吉村祥吾
吉村祥吾

インフラ系商社でサラリーマンを経験後、服好きが高じてスタイリストを志す。舛舘和憲氏に約4年間師事した後、2015年に独立。雑誌、広告、カタログ、タレントのスタイリングと幅広く活躍している。トレンドに流されず、長い期間使える服選びや着こなし方に精通するメンズファッションの専門家。