実はゴロゴロには「甘える」という生易しいものではなく、「要求」に近い意味合いのものもあります。

「要求」のゴロゴロはやや高音

ふつうのゴロゴロは25~50ヘルツの低音なのに対し、「要求」のゴロゴロは220~520ヘルツのやや高音が含まれており、音響的にも異なります。猫がニャーニャー言いながら要求のゴロゴロを出すと、それを聞いた人間は「いますぐ要求を叶えてあげなくては」という差し迫った気持ちになるそうです。

なるほど、人間を思い通りに動かすためのゴロゴロだとすれば、思い通りにならなかったときにガブガブ攻撃をしてくるのかもしれません。

「ガブッ!」筆者のメス猫
「ガブッ!」筆者のメス猫

実際にうちのメス猫はすごくゴロゴロいいますがすごく噛んでもきます。思い通りになるまで延々と鳴き続けたりもします。わがまま放題。絶対コイツ、短いタイプや(もちろん雑種)。

富田 園子(とみた そのこ)
編集&ライター。日本動物科学研究所所属。東京在住。

富田園子
富田園子

編集&ライター、日本動物科学研究所所属。
幼い頃から犬・猫・鳥など、つねにペットを飼っている家庭に育つ。編集の世界にて動物の行動学に興味をもつ。猫雑誌の編集統括を8年務めたのち、独立。哺乳類動物学者の今泉忠明氏に師事。現在は7匹の猫と暮らす。東京在住。