東京都教育委員会は24日、男子生徒を盗撮した罪などで有罪判決を受けた中学の男性教師の失職や、勤務先の学校で性行為を行った45歳の男性教師と44歳の女性教師への懲戒処分など、13件を発表した。
東京都教育委員会によると、区立中学の29歳の男性教師は、2023年8月から2024年10月にかけて、勤務先の中学を卒業した複数の男子生徒を自宅で盗撮した罪などで有罪判決が確定し、失職した。退職金は支払われていない。
また、多摩地区の小学校に勤務する38歳の男性教師は、2025年5月に勤務先の小学校の女子児童の下着の中に手を入れて陰部を触るなどした疑いで、不同意わいせつの罪で起訴されたという。この教師は懲戒免職処分となった。
多摩地区の中学校に勤務する29歳の男性教師は、勤務先の中学を卒業した女子生徒とホテルで性行為を行い、条例違反で略式命令を受けたという。この教師も懲戒免職処分となった。
さらに、特別支援学校で教鞭を執っていた45歳の男性教師と44歳の女性教師は、2022年3月、勤務先の特別支援学校内でわいせつな行為を行ったとして、減給処分を受けた。2人は婚姻関係ではなく、それぞれが既婚者かどうか、都教委はコメントできないとしている。
男性教師は、「生徒達が教育活動を行う教室等を私たちの性行為を行う場所として使用してしまったことは、教育公務員としての倫理観に欠ける行為であるとともに、自分自身にとっても浅はかな行動であり、深く反省しています」と話しているという。
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