富山県は2024年度の障害者虐待に関する相談や通報などの状況を公表し、県内での相談・通報件数は100件で、そのうち虐待の事実が認められたのは34件でした。被虐待者は39人でした。

富山県庁
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相談・通報の内訳は、養護者によるものが50件、施設従事者などによるものが31件、使用者によるものが14件、その他が5件となっています。

虐待の種別では、身体的虐待が19件と最も多く、次いで心理的虐待が14件、経済的虐待が7件、性的虐待と放棄・放置がそれぞれ2件でした。

被虐待者の障害種別は、知的障害が22人と最も多く、精神障害が13人、身体障害が8人、発達障害が1人でした。

養護者による虐待の場合、虐待者は兄弟姉妹が7人と最も多く、次いで父が6人、母が5人でした。

施設従事者等による虐待では、生活支援員による虐待が7人と最多でした。

県では被虐待者の保護や施設への指導など対応を行ったとしています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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