今年の暖冬傾向に富山県内のスキー場の関係者の方々は気を揉んでいます。
*リポート
「ゲレンデでは冷たい風が吹き、雪の降る寒さですが雪が積もっておらず、大きな石も丸裸になっています」
先週の土曜日、13日にオープン予定だった立山山麓スキー場です。
今月初めには麓で20センチの積雪がありましたが、いまはゲレンデに雪はありません。
標高1000メートルを超える山頂ならば雪はあるのか聞いてみると…。
*大山観光開発 山元政彦さん
「先ほど、上のゲレンデでどのくらい雪があるのか調べに行ったところ、あるところで30センチ」
オープンに必要な雪は圧雪して30センチ、積雪にして最低50センチが必要で、18日現在はまだオープンにはほど遠い雪の量でした。
立山山麓の過去10年で最も遅いオープンは6年前の1月6日でした。
スキー場としては何とか年内にオープンし、かき入れ時の年末年始を迎えたいところですが…
*大山観光開発 山元政彦さん
「しっかりした寒気とそれにともなった雪が降ってもらいたい、寒いだけじゃどうにもなりませんので」
関係者の皆さんの願いが叶いますようにと思いますが、気温は高いですね。
気象庁は早期天候情報を発表していて、この12月は10年に一度の高温なんです。
まさに、あすから県内は「暖の戻り」とも言える「暖波」に覆われます。
きょう1か月予報が発表されました。年末年始の天気傾向をみていきます。
平年より気温が高い暖冬傾向は、クリスマスまで続きます。
クリスマス後に再び寒波がやってきますが、寒波もさほど強くなく、まとまった雪の可能性は薄いでしょう。
そして年始は年明けの5日ごろから本格的な寒波の可能性があります。