「北海道・三陸沖 後発地震注意情報」の発表までの流れです。
気象庁は、8日午後11時19分頃に発生した地震について、まず、発生場所が、基準となる想定震源域内、または、想定震源域に影響を与える外側のエリアでの発生であるかを詳しく調べます。
さらに、地震の規模についても精度の良いモーメントマグニチュードで基準となる7以上であるかを分析します。
そして、場所と規模が、それぞれ、基準に当てはまると判断され次第、「後発地震 注意情報」が出されます。
発表は、地震の発生から、おおむね2時間後とされています。
その際、気象庁などは、記者会見を行い、事前の防災対策や今後の見通しなどを説明することになっています。
2024年8月に「巨大地震注意」が出された「南海トラフ地震 臨時情報」と似た流れですが、「南海トラフ」のように、「評価検討会」が開かれることはありません。
また、「南海トラフ臨時情報」は、「巨大地震注意」のほか、一部の住民に事前避難を呼びかける「巨大地震警戒」もありますが、「後発地震」については、地震発生から1週間程度、日頃からの地震への備えの再確認を呼びかける「注意情報」の1種類になっていて、基準に当てはまれば、これが出されることになります。